ファーストシーズン ログイン7日目
「よし、ブスみん、じゃあ部に来なくなったみんなの説得に、張り切っていこーっ!」私は気合を入れる。
「先輩、なんですか、その掛け声は?なんだかちょっと可愛いですよ。むかつきます」とブスみん
「張り切っていこーっ!」私はもう一度、同じセリフを言う。
「それはわかりました。でもなんで先輩、トレードマークのツインテ解いたんです。なんだか可愛いくて嫉妬します。」
「あなたちゃん??」亜優が私のほうを見ている。亜優の身体から黒い霧のようなものが出ている。
「私より彼方ちゃんのほうが大事なの?!」と亜優は叫んだ。
「違うよ」
「じゃあ、おっぱいでかいでちゃんのほうが大事なの?!」
「違うよ」
「じゃあ、前田のほうが大事なの?!」
「違うよ」
「じゃあ、ともるりのほうが大事なの?!」
「違うったら、違うのよ!」
「じゃあ、ぴっぴのほうが大事なの?!」
「なぜ、そこにぴっぴが出てくるの?」
「・・ぴっぴとか、関係ないやんけ・・」たまたま通りかかった女子生徒が吐き捨てて去っていく。確かあの人は・・・
そして私は亜優に押し倒されてしまい、重要な事に気づく。
「ブスみん、4人の説得をする前に実績をつくろう」
「先輩、なんですか。実績って?」
「部員勧誘だよ。じゃあ、亜優。この部に入って」私は単刀直入に切り出した。
「ねぇ、幼稚園の頃のこと覚えている・・・」から始まって約30分の回想・・・長い・・
「ああ、そんあ事もあったね。で入部の件だけど」
「ねぇ小学校1年の時のこと覚えている・・・運動会の時のこと・・・」 1時間経過・・・
「ねぇそれとあれ覚えてくる・・・クリスマスの時のこと・・・」 1時間30分経過・・・
こうして亜優の長い回想が終わったのは、明け方近くであった。
あ、挨拶がまだでした。
「低身長のぴえーんお化けの女。
自分のツイッターの表示名に自分の身長の数字を入れがち。
どうもこんにちわ荻野果林です」
しかし私は思う
・・・どうして、くそガキはいつも他人を呼び捨てなんだろう・・・
・・・私にとって、ウマ娘ってなんだろう・・・