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14、サムの笑顔


キッドマン様とお付き合いしているの?


久しぶりに授業が始まり5分休憩中にサムに話しかけられて聞かれる。彼女には本当の事を言うべきだろうか?うーんいや…うーんやめよう先輩を裏切る事になる気がする。


「うんお付き合いしてる。会長とってもいい人やから。」


そう。


サムが一瞬怖い顔をした。私を一瞬睨んだように見えた。でもすぐに笑顔に戻ってなんだかそれも怖かった。今は関わらない方がいい気がして、


「えっと校外学習の件で聞く事あったからドライ君のとこに行くね。」


と逃げた。サムの方は怖くて見られない。


「おう。」


「おっすおっすドライ氏。」


「大丈夫か?あいつ見てるぞお前の事。」


「ほんま?やばいなぁ。会長と付き合ってるって言ったら怒ったみたい。」


「笑ってはいるがヤバそうだ。」


「とにかく校外学習の事しよ。そう言って逃げてきたから。」


「周りの奴らもその相談してるし変ではないだろ。」


「ありがとう。」


2学期になって周りが見えてくるとランバート、ホルトはちゃんと同じクラスだった。私はとにかく女子を探し男子は見なかったので後ろの席の子達は目に入らなかったようだ。

ちらっとサムの方を見るとランバートとホルトがサムの傍に寄ってきている。私が居なくなったのを見計らってサムの傍に来ているようだ。


「そんなにわしが嫌いか。ほんま酷いな。」


私が急にサムの方を見て怒り出したので弟君がサムの方を見た後、顔を戻し言った。


「気にすんな。あいつは割といつもランバートとホルトと一緒に居る。昼食もサロンで3人で食ってるらしい。」


「ええ!知らんかった。そういえば食堂で見た事ないわ。」


「ああ兄貴が言ってた。3人は幼馴染みで仲がいいらしい。」


「じゃあ私より王子の事知ってるって事?」


「ああそうかもな。でも突っかかる女子は居ない。」


「どうして?」


「ランバートが制裁を加えるかホルトが黙らせる。」


「ヒュッ。怖いお。死にたくないおドライ氏。」


「ランバートは生徒を2人辞めさせてる。ホルト派の取り巻きはその…ホルトに…愛される事で…黙っている。元々サムに突っかかった女生徒も…ホルトに…。」


「こーわ。それはもう犯罪では?」


「だからあまり関わるなって言われただろうが。その為にわざわざ俺達で班を固めたんだろう。特進コースに友達の居ないお前がサムと一緒にならないように。」


「友達の居ないという言葉が胸に深く突き刺さる。アンリに100のダメージ。」


「この学校は王子の為に裏で誰か動いてて情報を揉み消したりしてる。そんな所なんだよお前も襟を正せ。兄貴が色々調べてるからあまり目立たずじっとしてろ。」


「無視かコラ。ほんでこわ。犯罪組織かよ。」





「一緒に夕食を食べるのを辞めたい?」


「うん。黙っててごめんなさい。私会長とお付き合いしてて、だから夜に男の人と会うのはあかんかなって。」


「あかん?」


「ああごめんね。ダメかなって。」


「そっか残念だな。これから夕食はどうしようかな?」


「男子寮は夕食出るって聞いてるけど?」


「ああ……うんそうだね。でもあまり学校で上手くいってなくてここが唯一の楽しみだったから。」


うっ。


「僕あまり友達が居なくて同室の子ともあまり……。」


ぐっ。


「ああ。はあ。まあでも仕方ないよね。うん。また1人で。」


「ちょっと一旦持ち帰っていいです?会長に聞いてみます。」


「ええ!やった!お願いします!」


「はぃ……。」




「ダメに決まってるでしょ。馬鹿ですね本当に。」


「しゅみみゃひぇん。」


私は会長に頬を抓られながら謝る。


「夜に男と2人きりなんて許す訳が無いでしょう。恋人として信憑性が無くなる事はやめなさい。後、誰にもフリだと言わない事!分かってますね!」


「ひゃい。いひゃいれす。」


「その男が好きなんですか!だから黙ってたんですか!ええ!」


「ひぃえ、ひぃがいまふ。しゅきじゃないれふ。ほんまれふ。」


「じゃあ何故?夜に!2人きりで!」


「会長そろそろ離してあげてくだされ力が強くなっていますぞ。頬がちぎれてしまいますぞ!会長!」


「離しますがちゃんと断ってきなさいよ!次に駄々をこねられたら僕も一緒に行きます。本当になんですかその男!夕食を毎日一緒に食べてたなんて!なんで隠してたんですか!馬鹿ですか!」


「ひゃい。」


とやっと頬が解放された。



結局、夜になってジョンに断りに行くと分かったと笑顔で言い行ってしまった。




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