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短いです。

 インチキ占い師の評判は、悪くなかった。

 あれから聞いて回った(私が聞いて回ったのは知り合いだけだが)限りでは、三個中二個ほど当たっているから信じてるみたいな感じだった。

 盲目的に信じてる人もいるらしい。

 しかし、具体的な話で当たったかと言われるとやはり違うようで、漠然とした話や誰でも当てはまるような話だった。


「ただのインチキ……」


 お昼ごはんを食べながら、聞いてきた話をまとめる。


「まぁ、だいたい『占い』っていえば、そんなもんだろ。」


 どうやら、こちらの概念で言えば普通のことらしい。


「別に占いが本物だろうとインチキだろうとこの際どっちでもいいんだ。」

「バッサリ切るな。」

「信じる信じないは個人の自由だからね。それよりも別の問題が今回の主題だからね。」

「え、占い以外になんかあったっすか?」

「おばか。最初の目的を忘れてるよ。」

「お、おばか?リアム!お嬢がいじめる!!」

「いや、俺ならもうちょっと言葉が悪くいうぞ。」

「わーん。みんながいじめるぅ。」

「失礼な。いじめてない。本当のことを言っただけ。しかも二人で言ってるのにみんなって……」

「この場に三人で俺以外ならみんなっす……ぐすん。」

「はいはい。じゃれるのはこれくらいにして。」

「じゃれてたの、か?」

「たぶん?でさ、本題は眠り姫の話。」

「あぁ、そうだったっすね。」

「本気で忘れてたの?」

「やべぇな、こいつ。」


 かわいそうなやつがいる。

 ちゃんと目的を覚えておこうよ……


「でね。調べたところによると、ヘビーユーザーだったわけよ。あの店の占いの。」


 よくあの匂いが充満した部屋にいこうという気になるものだ。


ちょっと、忙し過ぎてしばらく更新が不定期になります。

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