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【閑話】あなたの料理はどこから?

読んでも読まなくても本編には関係ありません。

苦手な方はスルーしてください。

「ねぇー。チーズフォンデュが食べたい!!」

「食べれば?」

「それがこの前作ったんだけど、なんでか美味しくないし、固まっちゃうし……やっぱりチーズフォンデュの素がないとだめなのかなぁ。」

「チーズだけでやったの?」

「え?なにか入れるものなの?」

「水とか牛乳とか、白ワイン入れるんじゃない?普通。」

「そ、そうなの?」


 この疑問系な会話、いつまですればいいのだろうか。

 不毛な会話をしていると隣からウォルターが会話に入ってくる。


「お嬢って料理上手っすよね。」

「別に私は、料理上手じゃないよ。」

「違うんすか?」

「だって、私が作れるのは、調理実習で作ったものか、隣で手伝ったことのあるものだけだもん。あとは、手伝いはしてないけど、隣で見てて手順を知ってるか調理法が有名で知ってるってだけで。お菓子のがよく作ったかも。」


 シフォンケーキとかクッキーとかね。


 私はだいたいで作るから、レシピを調べて作るとかしない。

 だから、私が作るものは「っぽいもの」が多い。


 例えば、バレンタインの時期だったら、チョコに豆まきで使った豆を砕いていれて、チョコナッツっぽいものとかチョコにポン菓子いれてクランチっぽいものとか。


 好きなものでも作るのが面倒なのはいやだよね。

 わらび餅は好きだけど、作るとなると火の前にずっといなきゃだし、ひたすら混ぜ続けるのもつらい。


 簡単に美味しく食べたい……


「でもさ、調理実習で作ったもののレシピを覚えてるってことでしょ?」

「分量までは覚えてないよ。でも、そんなの一回食べればなんとなくなにが入ってるか分かるし、目分量でいれて、味を近づけることはできるでしょ。」

「無理無理無理。目分量なんて無理。友達も言ってたけど、大さじ二分の一ってなに?グラム数で言ってよって感じだし。」


 それって計量スプーンで大さじ一杯量って小匙の柄で半分にすればいいんじゃないの?教科書に書いてなかった?


「あとさ、ccとmlと出てくるでしょ。意味が分かんない。」


 それ、どっちも一緒だよ。お前、本当に女子高生だったのか?


「ちなみに聞くけど、調理実習やったことあるよね?」

「なんか何時もね。わかんなーい、って言ってる間に班の他の子が作ってくれるから、特に役割がなかった。」

「「あ(察し)」」

「やっぱりお嬢は、料理が上手なんすね……」


 小さい声でウォルターに誉められたけど、なんだか違うような気がする。


 比べる相手が酷すぎない?それで誉められても素直に喜べないんですけど。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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