希望的観測
予約が上手く設定できていなかったようです。
すみません(T-T)
話を進めよう。
何だかんだの大騒ぎの結果、明輝はお咎めなしとなった。
まぁ、明輝も騙されてた方だからと。
今後の生活は、第三の方でみてもらうらしい。
つまり、見習いから始めるということだ。
関わりが薄くなるぶんには万々歳なのだが、どうなることやらが本音である。
「で、テルのこと本当はどう思ってたの?」
「は?」
ノアからの突然の質問に急に気分が悪くなった気がする。
「いや、いつか好きだったことがあるのかなぁと思って。」
「一度もそう思ったことはない。」
「一度も?」
「むしろ「好きな人」がいたことないし、どんな感じかわからない。」
世の中には自分の好きなアイドルのことを勝手に彼氏みたいに思ったり、ストーカーしたりする人もいるらしい。
そこまで入れあげるのすごいな、と思う。
だから凛の言う、「愛情のフライ返し」も、知識としては知っているが、理解はしていないのかもしれない。
私の場合、もし好きなアイドルが出来ても、その人が結婚報道とか出しても「へー、そうなんだ」で終わるだろう。
だいたい、一番身近な家族からも好きだと思われていなかった私が他人にそこまで好かれるわけがないのだ。
よくいって、その場かぎりの話し相手としては楽しいとか隣にいても苦痛じゃないてか思ってもらえればいい方だ。
基本的に嫌われものの私なのだ。
「例えばの話だけどさ。好きな人がいて、その人に「これをしたら嫌われるだろうな」ってことをする?」
「普通はしないねぇ。」
「俺はしないっすね。」
「しねぇな。」
「だよね。じゃあ、逆に相手が嫌がらせをしてきて、「〇〇君がこんなことしてきた。私のこと、好きなんじゃない!!え、こんなことまでするなんて、めっちゃ愛されてる」って思う?」
「思わないねぇ。」
「思わないっす。」
「思うやついるのか?」
「世の中にはいるかもしれないけど、私は思わんし、それは頭おかしいやつだ。」
もし、そんなやつがいたら、サイコパスか?と疑うレベルだ。
「だから、恋愛話になるほうがおかしい。むしろ、よく殺人事件に発展しなかったなぁと思う方だと思う。」
基本的に私の想像のなかでは殺されるか、返り討ちに合うか、交通事故または通り魔にやられる、ガソリン撒いて自殺する、朝来たら私が教室で自殺してるのを見つけるかだったがな。
「……殺人事件。」
「うん。殺人事件。殺す方じゃなく、殺される方希望で。」
「殺される方を希望する人もなかなかいないと思うけど……」
でも、殺され方とかシチュエーションの希望はあるから、希望に合わなければお断りだったけど。




