急降下
本日も16時更新ではありません。
すみません。
残り1/3まできたな、もうちょっと、と思い、下を見ると、予想通りノアとリアムとウォルターがいた。
それともう一人。
「凛?」
「ぃ゛ぎゃーーーー!!」
目があった瞬間、何故か凛が私に向かって、引き殺された猿みたいな悲鳴をあげた。
しかも、塔のような作りの建物の中で悲鳴をあげたことにより、とってもよく響いたのだ。
「うっさいな!!」
思わず言い返したタイミングで梯子に掛けていた足が滑った。
「うぉ?」
「「え」」
ぐん、と腕に体重がかかり、慌てた私の手も滑った。
のーーーー!
このまま落ちたら両足に衝撃中の衝撃を受けるか、梯子にぶつかりながら向きを変え、変な姿勢で落ちるかだろう。
とりあえず、打ち身の数を少しでも減らそうと梯子をける。
着地点は、ずれたであろうが、その先の対処法は不明のままなので、しかたがなく打ち付けられる痛みに備える。
が、痛みはそれほどなく、あれ?と確認すると。
「ビックリした!!」
「ナイスキャッチ。」
ノアが受け止めてくれた。
前にもにたようなことがあったな、と思い出しながらお礼を述べる。
「ありがと。」
「どーいたしまして。」
「てか、急に大声出さないでくださいっす。」
「ほんとに。ビックリした。」
「ごごごっごめーん。ほんとにまじでごめん。」
「何をそんなに驚いたんですか?」
無事に降りてきたアレンもあきれぎみだ。
「いやっ。だからさっ。私たち、下にいたでしょ?」
「うん。だから?」
「うーっとそのーあのーうー」
凛は、よくわからないうめき声をあげだした。
今度は、便秘中の熊か。
「だから、そのーー……スカートの中が見えちゃう……」
「あ~。」
何故、お前が赤くなりながら言うんだ。
見ているこっちが恥ずかしい。
ほらみろ、気を遣ってみんなしれっとあらぬ方向をみているじゃないか。
塔の入り口あたりで控えている、たぶん凛の護衛さんも。
「あのさ、ズボン下はいてる。」
「え!うそっ。」
「嘘ついてどうする。何ならみる?」
「「「見なくていい!!!」」」
男性陣がハモる。
そう?と凛を見れば、若干不服そうな顔をしている。
え?見たかったの?じゃぁ、見せてあげない。
アホなやり取りをしている中で、リアムがこちらを見ているのに気がつく。
視線をたどってみると。
!!
私はあわてて左腕を自分のからだの後ろに隠す。
腕を切ったこと、忘れてた……
「遅い!」
「な、なにが?」
分かっていたがすっとぼけてみる。
しかし、みなさんあきれ顔だった。
ば、ばれてる!




