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Bar 〝Consultation〞  作者: 和泉野 喜一
5/5

~裕志#5~

とりあえず裕志編は完結!

次はもう少しラストを考えますm(_ _)m

店内には小さくJAZZが流れている。


「それは・・・ええ!?」

裕志は驚いた。

目の前には裕志の異動の切っ掛けになったとも言える人物がいるのだ。

「いやぁ、何気ない質問だったと思うんだけど、誰かを苦しめる結果となっていたとは・・・本当に申し訳ない。」

そう言いながら頭を下げる。

「いや・・・やめてください!そんな・・・専務のせいではないですから!」

「そ、そうですよ!それに悪いの当時の裕志の上司だし・・・いや、だからどうこうして欲しいってことではないですけど・・・!」

慌てる裕志と慎二。

「そう言って貰えてよかった。ですが2人のお陰で思い出しました。私も若い頃にはしょっちゅう煮え湯を飲まされたことを。そんなことを忘れて、いつの間にか飲ませる側になっていたのですね」

少し寂しそうに言った。

続けて、

「しかしあなた方がプライベートな時間を割いてまで会社のために動く必要はない。会社として対応します。」

「どうされるんですか?」

「通報、相談のシステムを作ります。いや、実際には既にあるけれど機能していない。それを再編して使いやすい様にする。また、外部にカウンセリングを受けられる場所を用意します。」

「私達は何もしてはいけないのですか?」

「そんなことはありません。ただプライベートな時間をもっと自分の為に使って貰いたいと思っただけですから。」

「わかりました。私達もこれからどうするか考えてみます。」

「まあ見ていて下さい。必ず期待に応えますから。さぁ飲みましょう。此処には良いお酒が沢山ある。飲まないのは損だ。」

「すみません。このウィスキーを3杯お願いします。」

「はい。畏まりました。」


そこから3人は色々な話をした。

会社での話、家族の話、趣味の話。

「そういえば裕志さん。あなたはまた生産部門で車の開発を行う気はありますか?」

「え!?」

「私の一存では決められないですが、戻りたいと仰るなら力になりますよ。」

「よかったな裕志!」

「それは嬉しいお話ですが、いいんですか?1社員のためにそんか便宜を図るようなことをしても?」

「その辺は気にしないで、あなたの気持ちを聞かせて欲しい。」

「そうですね・・・戻りたいてす。」

「それが聞けてよかった。」

その夜、裕志と慎二は久しぶりにお酒を楽しんだ。


それからまた暫く経って社内に新しい悩み相談の仕組みが発表された。。

その名も〝Consultation Net〞

それは社内に広く浸透した。

裕志は生産部門に戻り再び開発に携わることに。

慎二も仕事量が適正となり生き生きしている。

彼等はその後も〝Consultation〞を続けた。


そして数年後、2人は退職。

〝Consultation〞を通して知り合った仲間と独立し、技術開発を目的とした会社を立ち上げ成功するがそれはまた別の話。


次はどんな話にしよーか??

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