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プロローグ

　遠い昔、何時、どこで生まれたのか誰にも分からないが突如としてそれ（・・）は戦乱の世に現れ、魔物を使い瞬く間に世界のあらゆる国々に攻めてきた。

　魔物は強力で各国はしだいに押されていき、国同士で争っている場合ではなくなる。

　このままではいずれ滅ぼされることを危惧した各国はそれ（・・）を世界の敵と定め、今までのことを胸の内に秘めながらも国同士で一致団結しあらゆる手を使い反撃に打って出た。

　各国が協力し戦局が拮抗してから長い時が流れたが、突如としてその拮抗が崩れる。

　魔物の統率が失くなったのだ。

　統率を失くした魔物は徐々に各国に押されていき、ようやく長い戦いが終結した。

　戦いは終結したが各国は安心したわけではない、なぜならそれ（・・）を倒したわけではないからだ。

　各国はそれ（・・）がまた現れても大丈夫なようにお互いに手を取り合って復興＆発展させていく事を取り決め、ようやく平和な月日が流れ始めた。