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巻き込まれ賢者  作者: 八尋
8/19

8 戦闘?

探索三日目

二本首の犬―『賢者』曰くオルトロスというらしい―は基本的に群れで襲ってくることが判明した

最初の一匹ははぐれだったらしい


相変わらず犬を吹き飛ばしながら歩いていると、突如森がひらけた


「なんだ?これは…道か」

整備された街道についた賢司

(これで人がいるところにむかえるな。いい加減犬肉ばっかりもあきてきたしな、うまいもんが食いたいな)


街道を進んでいると、不思議と例の犬と出くわさない

時折がさがさと周りの草木が鳴るが、何も出てこないのでしばらくしたら慣れて無視していた


(魔物が出てこないな、なぜだ?…『賢者』、この道になにかあるのか?)

『鑑定をお使いください』

(は?どういうことだ?)

『無属性魔法〈鑑定〉でございます。発動方法がわからないのであれば代行いたしますが』

(許可する)

『では、〈鑑定〉』



―アルフ石

ありふれた鉱石を魔法的に精製したもの

魔物よけの効果を持つ―


…なるほど、便利なものがあるもんだ

「まあいい、とりあえず進むか」



「ぎゃああああああああっ!!!」

と、曲がっている道のの向こうから悲鳴が聞こえてきた



…街道、魔物避け、人が通る、ということは盗賊かなんかだろうな

道を聞くついでに助けるか


とあたりを付けていくと、まさにそのとおり

二台の馬車が20人ほどの盗賊に襲われていた



「親分!馬車が二台もきてやすぜ!」

「そうだな…。てめえら、全部いただくぞ!」

「ヒャッハーッ!!今日はついてるぜぇ!!」

「…おい」

「野郎ども、やっちま…?ん?お前らどうした?」

何かが倒れる音に、盗賊の首領らしきものが振り返る

その後ろには意識を刈り取られた盗賊たちが転がっていた

「んなっ!なんだこれはっ!」

「よお、おっさん。悪いけど寝ててくれ」

その声を最後に、激しい衝撃をうけた首領の意識は闇に沈んでいった





…さて、魔法の練習もついでにするか

確かイメージが大事なんだったな

声をあそこにだけ届かせるイメージで注意をひいて、スタンガンのイメージで意識を奪うか。

…「おい」


おお、うまくいったな

次は、と


バチッ


完璧だな。

最後はあの首領っぽいやつを沈めるか

・・・終了


「ふぅ、他愛無い」


この時賢司か使った魔法は、黄系統電撃魔法スタン、緑系統風魔法ウィスパーという簡単な魔法であったが、彼は大きな勘違いをしていた

本来魔法はイメージだけで発動するものではなく、イメージを固めやすくするために何か詠唱をするものである

もちろん熟練した魔法使いなら無詠唱もできるが、初心者である賢司ができるのは異常であった



「さて、と。場所の中の人にあいさつでもするか」


こんにちわー!

更新遅くなって申し訳ないです

書き溜めつつ頑張ります

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