13 仕事中
いつの間にやら5000PV超えました
わーいわーい
ライアさんは怒らせると怖い一面を持っていることがはっきりした次の日
「よく考えると、ライアさんは俺がお金持ってないことを知っているはずなのに、高価な杖を作ろうなんて言い出したんだろうか。」
今は稼ぎがいいから銀貨10枚くらい時間があればに貯まるはずだけど、三日で集めるのは無理だしな
「もしかしたら…。俺、紐つけられた?」
『その可能性が一番高いですね、主』
「やっぱりか。彼女が考えなしに物を押し付けようとなんてしていないはずだからな」
『・・・次点で高い可能性がそれですが、主』
「そうか?あんな大きな店を構えているんだからそれなりの頭がないと色々回らないはずだし、考えなしってのはないんだろうと思うがな」
そう、ライアさんの店は外から見ると凄い大きくて(ギルドよりは小さいが)立派な店だった
町人の男の人が一瞬どもった理由はわかんないけど
まあいいや
「今日も仕事しに来ましたよーっと」
「あ、ケンジさん」
「げ、受付さん、何ですか?」
「今、げって言いましたよね?」
とジト目で見られる賢司
「いやいやそんなことはないですよ。それで、いっったいなんですか?」
「…はぁ。ここ三日間ケンジさんは南の洞窟に通っていましたが、次の狩場を勧めるように、と上からお達しが来まして」
「・・・?」
「あなたが狩りすぎてリップが減少傾向にあるので」
「・・・ああ。そういうことですか」
「このままだと初心者用にあったところが無くなるので。こちらとしては損失が大きいのですよ」
「わかりました。では、おすすめはどのあたりでしょうか」
「えーっと、ですね」
と、カウンターの下から厚さ50cmほどのA4紙の束が出てきた。片手で
もう一度言おう。片手でだ
「そ、それは?」
「狩場一覧ですね」
といった受付さんは、迷わずあるページを開いた
「このあたりでリップを瞬殺できるレベルの人が良く最低ラインのダンジョンがここになります」
「『不死者の街』ですか?」
「はい。ケンジさんは魔法使いですし、アンデッド系の魔物は魔法、特に火魔法と光魔法に弱いので」
「なるほど、では行ってきましょうか」
「ここからは個人的なアドバイスですが、アンデッドは時折生前にしていた装備をしていることがありますので、お気を付けください」
「どういうことですか?」
「極端な実例ですと、鎧を着て加速のバングル、加速の額当て、おまけに飛隼の細剣を装備したアンデッドが、何名もの冒険者を殺して回り、討伐されるまでに400人もの被害者を出した、というのがあります」
「うわぁ・・・。アンデットといえど油断はするなってことですね。」
「はい。生きて帰ってきてくださいね」
「縁起でもないですよ。では、行ってきますね」
これフラグ立っちゃったのかなぁ・・・




