10 測定
やってきました身体測定っ!!!(異世界ver)
調べること、とは体力測定だったそうです
「ちょうどよかったですね、今日これから測定があるんですよ」
と受付の人に連れられて10分
聞いて驚け、ギルドの中から出てないんだ
そう、10分ずっと階段を上り続けている
もう俺は息が苦しくなってきた、限界だ・・・
まだか!まだつかないのかっ!
「すみません、測定場所にはまだつかないんですか?」
「もうすぐですよ、もうすぐ」
このやり取りも何回したことかっ!
もう限界。ちょっと休ませてもらおう
「ちょっと休憩してもよろしいですか?」
「はい、体力測定終了です。」
「・・・は?」
「体力は、Bランク、と」
「もしかして、今のが測定、ですか?」
「はい♪思っていたより続きましたね。私も少し息が切れかけてしまいました」
まだ余裕とか化け物かっ!
「他に戦闘力測定、視力測定、魔力測定がありますので頑張って下さいね!」
「…ちなみに場所は?」
「あ、ちょうどそこの扉の中ですよ」
その言葉を受けて素直に扉を開けた自分を殴ってやりたい
開けた瞬間、中から切りかかられたんだ
「ちょ、うわわわわわわああああっ!!!」
思わず《スタン》を乱射したのは仕方ないと思う
「戦闘力Bってところですかねー」
そしてなぜ平然としているんだ受付さん
「さあつぎいきましょー♪」
視力検査
人間って七個までだったらぱっと出されたときに数がわかるらしいですね
それが普通の人間なはずですよね・・・
「視力はCですか…」
「あんだけ矢をうたれてその数数えろとか正気かあんたらっ!!!」
「ハイ次が最後ですよー。残念視りょ…ケンジさん」
『だから私が判別しましょうか、と申し上げましたのに』
うっさい
魔力検査
の前に、である
俺は500000という破格の?魔力を持っているらしい
さてこの受付(鬼)の度肝を抜いてやる
測定中
・・・うん、測定器ぶっ壊れて怒られた
理不尽だ
ちゃんと
「なんか人より魔力多いらしいんですけど、大丈夫ですか?」
と聞いたのに
「大丈夫ですよ!大魔術師様とかでない限り壊れませんよ!」
と言われたからバスケットボールサイズの黒い球に魔力を流したら爆発しやがった
幸い無傷だったけど・・・
「はい、これがあなたのギルドカードになります。なくしたら再発行に少々料金(金貨10枚くらい)をいただきますのでお気を付けください」
「どこが少々だっ!」
「はい、どうぞ。これから長い付き合いになりますように、無事をお祈りします」
「はぁ・・・わかったよ。これからよろしくお願いします」
絶対いつか泣かせてやる
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ケンジ・ミナミ
戦闘力 B
体力 B
視力 C
魔力 推定S
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あ、文字はなぜか日本語だったから読み書きはできたんだよな
…あれで体力Bか。。。
体力Sの奴はどんな化け物なんだろうなぁ
ちなみに頂上まで2往復でS認定だそうです




