6巡目
しおのんびっくり。トボトボ廊下を歩いていると、あの何とも言えない頭が見えました。(後ろ姿)
(いっ居たあぁ♡♡)
しおのん、花を飛び散らせ、心の中は「世界に1つだけの花」が流れてます。
しおのん頭人間に向かっ走りそいつにどつきました。手にはチョコレートがありますよ!!
「探してたんだよ!!カリフラワー」
しおのん、そいつを見ると……
「……ぇっ…………だれ……あんた……」
痛そうに見ているその人はカリフラワーではありません。
「えっ……カリフラワー様じゃない……。」
しおのんびっくり!!
「はぁ。俺は、ブロッコリーだよ。カリフラワーじゃない。それに、俺はこれから学習室に行かなくちゃいけないんだ!もう行くよ。全く……何なんだあいつ……」
ブロッコリーはボソボソ言いながら走って去っていった。
「そんな……カリフラワー様は何処へ……」
しおのんブロッコリーが生徒会だと気付かずに、また途方に暮れるのである。
頑張れしおのん。走れ!!
……その頃ハゲ三人……。学校に来なくても、皆は知りません。
***
しおのんショックに打ちひしがれてます。廊下の端のすみっこで体育座りしていじけてマス。
そしてその後、気を取りなおして、図書館へ Let's Go――!
しおのん図書館に到着☆(キラーン)
ガチャリ
しおのん扉を開ける。中を覗き込む
すると……!
そこには愛しい愛しいカリフラワー様が……!
(あっ!いた――!ウレシーイ!)
しおのん嬉しスギて扉に首を挟まれているコトに気付きません。
気付くだろ……フツー……。……!フツーじゃないのか。(バキ←殴られた音)
しおのん!そんな。殴ったらダメですよ!?
(お前が悪いんじゃ!)
だって本当のコ(バキッ また……)
しおのん!そんななぐ手ばっかいないでとっとと渡しなよ!渡す前にそんなオコってたらキレイナカオ デ カリフラワー ニ アエナイデスヨ!?(カタコト言葉でお読み下サイ)
(ハッ!そうだわ!一生懸命つくったんだもの!渡すにはキレイな顔でなきゃ!)
しおのん意を決して渡しに行きます!
さあ、ちゃんと渡せるのか!?しおのんガンバテー(カタコト言葉で)
***
でもまだ首が挟まってた……。ちゃんと外したし、気を取り直してLet's Go!!
しおのん、カリフラワーを見つめながら歩いて行く。その時、
「アッ!」
ドテッ。何も無い所でコケました。その音に驚き、読んでた本から目を離して後ろを向いたカリフ……えっ!?違う人じゃん。しおのんびっくり!!!顔を変な色に変えて落としたチョコを拾おうと思ったら、チャンスと思ったのかチョコが動いてマス。
(何っまだ諦めてなかったのか!?)
しおのん物凄い速さでチョコを掴むと再び袋の中へ……。チョコくん脱出ならず!!!!しおのん、ホッと息を吐くと他のチョコも袋の中に入れる。と、その時後ろから近付く怪しい影……。
「おっ何だお前、今年はチロルじゃないのかよ?」
(えっ誰?)と思いつつ後ろを見ると、何と図書委員超のドラゴン君が……。
「うまそうじゃん。一コくれよ。」
パクッ。
あっ、しおのんのチョコ食べられてマス。