表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/16

3巡目

 しおのん走った!!この世のものとは思えない程の速さだ!!


「ウオォォォオオオラァァァ~~~。」


 材料達は呆気なく捕まってしまった!

「無念……。」材料達は口々に言いました。


「くっ……。俺はここまでだ。後は任せた……。」

 チョコスプレーは言いました。


「くそうっ。俺らは無力だっ!!お前たった一人も助けてやれなかった……。」

 マシュマロンは言いました。


「お前は逃げろっ!!そして自由にな、ドッ……ぐほぇっ――」

 チョコスプレーは、しおのんの手によって板チョコのボールへと入っていった。

 しおのんは言った。


「さあて♡次はどおしよぉかなあ♡」


 材料たち無言……!!


「クッキーとマシュマロにあめか……。うーん……――。あめをラッピングしようかなぁ♡」

 あめちゃんは震えました。ゾクッ!!

「やっ……やめて……。」


 しおのんの馬鹿でかい手が袋を持ってあめちゃんを入れようとしています。


「やめろっ!!やるんなら俺をやれっ!!」

 クッキーmanがあめちゃんを庇いました。

「あめちゃんは俺が守るんだ!!」

 クッキーmanは必死!!あめchanドキン♡


 しおのんまたまたキレ寸前

「ああ゛……(怒)。邪魔だ!!お前は後でちゃんと使ってやっから、そこをどきやがれ!!」

 しおのんは言いました。


「……俺は…………俺は……あめちゃんを……守るだー!!」

 クッキーman叫んだ


「邪魔なんだあああ~~~(怒)」


 しおのんクッキーを放り投げ、あめちゃんをぶん殴って気絶したままラッピングをし始めた!!

 クッキーmanは端っこがちょっと欠けてしまった。


「……あめちゃぁぁん(涙」


 しおのん、またまた鼻唄歌いながらやっています、

 どうするのか?材料さん!!



***


 クッキーman立ち直れません。しかも端っこが……クッキーman何かをぶつぶつ言っています。「あめちゃん……守れなかった……。」この二言だけ。その他の材料達は一生懸命励ましたり作戦を立てています。そして……んなこた知るか気分のしおのん☆ルンルン♪気分です。


「次は何にしよォ――?」

 沈黙。でも材料達のヒソヒソ声が聞こえてる。け・れ・ど、そんなことは耳に入らないしおのん(入ってるかもだけど☆そのうち痛い目見るだろ♪)そしてしおのん、


「あっ!チョコ余ってるんだ。よし、(キラーン✧)マシュマロ使うか」 (←小声で一人言の様に)


 材料達は聞こえてません。そして、しおのんがユラリと動き出した!その足はどんどん材料達に近付いていく。……それに気付かない材料達……ピーンチ!みんなは作戦を立てるのに集中しまくり!ちょっと集中し過ぎて後ろから恐ろしいものが来るわよ!気付けや!!


 しおのんの手が伸びてマシュマロンを…………掴んだ。


「ギィぃやァぁァぁぁ~~~~!!」 (奇妙な声で……)


 ハッとしてみんなが振り返る!

 そこには……

 (材料達から見て)スゴく恐ろしいしおのんの顔が……!!

 材料達は絶叫した。あまりにも……恐ろしい顔だったから。そしてしおのんはと言うと。


 もうマシュマロンをチョコにどっぷりと浸けていました。


「あ゛ぁ゛ぁ゛…………」 マシュマロンの声がどんどんチョコの中へ消えていった……。息を呑む材料達……。

 そしてしおのん、そんなの気にせず、♫ルンルン気分♪でマシュマロンにベチョベチョ、グチャグチャ、チョコを付けています。☆

 マシュマロンはやつれてます。


 ふとしおのんが時計を見ると、もう夕飯時です。

 しおのんのお腹が「ぐゥ~~~~。」っとなりました。


「……ハラ減った……夕飯食べるか……」と言って、一応ちゃっちゃとお片づけ。材料達も強引に戸棚に押し込まれ。


「……ぐ、せっ狭い……」

「ギャ――!つ……つぶれるゥ――!」


 しおのんそんなの気にしません☆しおのんの頭には、「お腹すいた」しかありません。だから、しおのん、さっさと夕飯食べに行きました。


「……ボク達いつまでこんななのかナ……?」

「…………知らない……」 ちょっと涙声……。



***



 さて、場面は変わって物置小屋。そこには赤・青・黄のアイツらが……。

 そう、みなさん覚えてるでしょうが約三十分ほど前にしおのんに閉じ込められていたハゲンジャー達です!実は三十分も経てばアイツも忘れるはずと思い、『つるつるビーム』で物置小屋を破壊して出てきたのです!!!


「よし、今回は作戦を立ててから突撃だぁ!」 (赤)

「おー!!」 (ハモリ)

「レッド!!『つるりんレーダー』によるとしおのんは今現在、外出中だっ。」 (黄)

「何っ!?本当かっ。よし、今のうちに台所に忍び込んでチョコを取ってくるぞ!」 (赤)

「それじゃあ出発だ!!」 (青)


 ……走ること一分。みんな息切れしながらしおのんの台所へ潜入。

『よし、ここからは声を小さくしよう。』

 ……いえ、声を小さくしても材料達には見つかります。


「やったぁー!助けが来たぞぉー!!」

「わぁい。早くここから出してくれぇ!!!」


『何っ材料が喋ってる!?まぁいいや少し待ってくれっ。』

 こんな時でもしっかり小声で話すつるレッド。えらいね~。


 つるレン……じゃなくてハゲンジャー達はクッキーやホワイトチョコなどを戸棚から救い出した!!そこでクッキーmanは思った。


(今ならあめちゃんを助ける大チャ~ンス!!!)


 クッキーman走りますっ。あめちゃんを助ける為ならどこへでも!!。しかしあっさり捕まるクッキーman。つるレッドにどこへ行くのか聞かれちゃいました。


「あめちゃんやチョコくんが冷蔵庫へ入れられちゃったんだっ!!!」


『何っまだチョコがあったのかっ。よし、俺が持ってくるからキミは待ってるんだ!!!!』

『おい、レッド。しおのんが動き始めたから気をつけろよ。』

 ……。返事をする前にレッドは行ってしまった。そして三十秒後にはハート型チョコ五つとあめちゃんを片手に持って戻ってきた。


『よし、ここで捕まる訳にはいかない。急いでズラかるぞ!!』

 みんな(材料&つるん)は急いで逃走。


 一分後、しおのん外食から帰ってきました。

 ぎりぎりセーフ。しおのん台所見てひと言。


「あいつら……どこ行きやがったー(怒)。」


 しおのんその後台所を(一応)捜索。そして発見ヤツらの痕跡。そう、それは窓の割れた様子とヤツらのマント!!!

(因みにレーダーは持って行かれてます。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ