13巡目
(うっ……うそ…………。そんな……っっ。
どうしたらいい……。私は……。あぁ……。
でも私はこの恋をやめる事はぜっーたいにできない!!だから、みっちゃん……。sorry!!)
しおのん勝手に事を進めていまーす!!
そして、言い争ってる二人はそんな事気に留めません。本の為に二人は必死です。
(別れろっ……!別れろ別れろ別レロ……ワカレロ……ワカレヤガレ…………ワカレ――)はい。強制終了。
しおのん。オーラ出てますよー。
怖いですよー;;
ブラックオーラを感じた二人は、ピタリと停止した!!
そして二人は同時に思った。
(…………う……後ろに……なんか…………いる……?)
顔が青白いですよ~。おふたりさーん。
しおのんは呪いの暗号を唱え続けています。
(ワカレロ?ワカレロヨ?ワカレロッテンダ……)
***
「……し……しおの……ん? どうしたの?」
みっちー ビクついてます……。
「……しおのん?オーイ(しおのんの顔の前で手をヒラヒラさせる)」
「……!?みっちー?どうしたの?」
しおのんみっちーに気付き満面の笑みでニッコリ♪
「……!?(……どうしたの?しおのん)」
しおのんの笑みを見た瞬間 ゾクッと寒気がしたみっちー。
「それより あんたは何をしていたの?(アタシの)カリフラワー(様)と」
しおのんみっちーに質問……(コ……コワイ……)
「え? だってコイツが本とるんだもん!」
みっちー ビシィッとカリフラワーに指を指す。
「ハ!? お前がとるんだろ!?」
「ハ!?何言ってんの!アンタがとったんだろ!」
そしてまたケンカが始まる……
(しおのんの心の声……あーそー ケッ 見せつけてくれちゃって……)
しおのん マジギレ寸前!
***
っていうか早く本の取り合いなだけに気付けっ。
数分後……流石にしおのんキレそうになったので、(ここはカリフラワー様の前だし)感情をできるだけ押し殺してカリフラワーに聞いた。
「ところでさぁ、昨日のチョコ食べてくれた?」
ぴたっ。二人共しおのんの静かな怒りに動きを止める。そして(何 こいつ……)と思いつつ、カリフラワー答えた。
「えっ、昨日のやつ?美味しかったよ。」
実はカリフラワー 食べてない。(だってチョコは動かねぇだろ?だそうです。)
しかし、本当のコトを言ったら絶対、こいつキレる。なので、嘘を吐く事にしたのです。
「ほんとぉ?良かったぁ。」
しおのん、カリフラワーの答えを聞いて怒りのオーラが消え、喜びのオーラに。
一瞬の早業に二人はゾクッ。