10巡目
「……なにコレ……。」
カリフラワー様……ちょっと怪しげに袋を見てます。
「えっ……えっと……」
しおのん、恥ずかしくて言えません。
「――い。」
カリフラワーが何か言いました。
「えっ!?何。」
「いらない。」
ガガガガーン。
「なっ!?なんで~。」
しおのん問います。
「だって怪しいし。」
カリフラワー様、鞄を背負って帰ろうとします。
(待って~。これはチョコよ!!私が愛を込めて作ったチョコなのよぉぉ!!)
しおのん未だ諦めません。。
「ちょっとぉぉぉ。待ってぇぇよぉぉ~」
しおのん大声を出した!!
「……だから、何だ……ヨ。」
しおのんめげません。
カリフラワー様うざそうです。
***
「貰ってよォーー!」 (泣)
「いやだ」
「貰ってよォーー!」 (泣)
「いやだ」
「貰ってよォーー!」 (泣)
「いやだ」
と、カリフラワー様としおのんの会話(?)が続きます。
そして とうとう しおのんマジ泣き寸前
「も゛ら゛っでよ゛ォ゛~~」 (半ベソ)
「なっ何で……(引いてます……)」
しおのん此処でとうとう
「だっで、ぜっかく…………づ……ぐっだ……ん゛に゛……」
泣いちゃった……
「今゛ま゛で……一生゛懸命゛ガンバッデ…………う゛う゛……」
「え!?何……訳分かんないんだケド……」
カリフラワー様 混乱……
「だがら゛……づぐっ゛だ……」
「イヤ、作ったのは分かるケド、え!?その袋の中身、何!?」
「……ヂョゴ……」
「…………?何?」
泣いているのでカリフラワー様、うまく聞き取れません。
「だがら…………(深呼吸……)チョコ。」
「え?チョコ」
しおのん恥ずかしそうに頷く
「…………」 (カリフラワー)
「…………」 (しおのん)
(貰ってくれるカナ……。)
袋の中身が分かったカリフラワー様 さぁ、貰ってくれるのか!?
(何時になったら渡せるんだろね……)
***
「一応貰うけど、それ本当にチョコなのかよ。チョコじゃなかったらぶっ殺すぞ。」
(やったぁ~~~~♡)
しおのんの頭の中はハートでいっぱい。(ちょっと後の言葉が気になるけどね☆)
「じゃ……はい。」
こうして、無事に渡せた(?)しおのん、続きはどうなる?
翌日……果たしてカリフラワーはチョコを食べてくれたのか?
放課後までの道のりは長い。