9巡目
……しおのん、大ピンチ!!
(えっ……!チョコ……えっ何処?なんで……)
おい。落ち着けよ!!
早くチョコを探し出して、カリフラワー様に渡せー!!
しおのん図書館中必死に探す。
「うあ゛あ゛↴↴。。見つからんよ……。」
しおのん頑張る。
(カリフラワー(様)帰ってしまう……。)
しおのん、命懸けです。
しおのん半泣きしそう。(マジデ!?)
……その時……。
(あっ!!あったあぁぁ♡♡)
どうやら見つけたみたいです。
歴史コーナーの平安時代の分厚い本の隣にこっそりと!!
「あああ……あったぁぁぁ。」 (「あ」が多いよ!!)
しかし、本を探してからだいぶ時間が経ってます。
しおのんピーンチ!!
しおのん走って行こうとした。が体力が……無い……。
しおのん悔しくて……くやしくて……。
「真の乙女しおのんよ。今ここで疲れきって動けなくなるとは情けない。」 としおのんは思った。
しおのん最早、あお虫程にも前進かなわぬ。
「嗚呼、もう、どうでもいい。これが私の定まった運命なのかもしれない……。……ってんな訳ねえだろおおお。」
しおのん自力で立ち上がった↗↗。走り出した↗↗。
そして勝手に変な事言ってます。
「しおのん、やはり、お前は真の乙女だ(おい!?)。再び立って走れる様に――」はい。強制終了でーす。走れメロスの真似しない!!!
ところで果たしてカリフラワー様は未だ学校に居るのでしょうか。チョコを渡す事ができるのでしょうか!?
***
真の乙女しおのん 出動!」 (キラーン)
しおのん訳の分からん事を一人言いながら図書館から飛び出した……。(図書館に居る人々は皆白い目で見てました……)
しおのんダーッシュ!
材料達を捕まえる時よりも速いスピードで廊下を走ってます!
「カリフラワー様どーーこーー?」 叫んでます。
しおのん玄関へ行く!
すると……!
(居たぁ!)
しおのん大ヨロコビ! しおのんウレシサでいっぱい!
スローモーションで走って行く。 (少女マンガ風)
すると……!
何かにつまづく しおのん……。それは、誰かのカバン!
ベシャッ!
ハイ、コケあした(ちゃんちゃん)
そして、その音に気付き振り向くカリフラワー様。
……呆れてます。
(見られてる……見られてる……)
どうしたの しおのん!
カリフラワー様呆れてます!(つーか視線がイタそう……)
(キャー見られる!)
「そんなに見ないでよ!」 (カンチガイ)
カリフラワー様引いてます。
ってゆーかしおのん!そんな事してるヒマ無いでしょ!渡すの?渡さないの!?
どっち!?
***
「あっあの……」
しおのんが これあげます、と言おうとした瞬間、
「ねえ、其処どいてくんない?」
とカリフラワーが言いました。
「へ?」
「それさぁ俺のカバンなんだよね。其処に居られると邪魔なんだけど。」
しおのん大大大ショーック!!愛するカリフラワーに邪魔と言われるだなんて……。しおのんカバンのとこからしょんぼりと退く。だけどやっぱり此処は真の乙女(!?)しおのん、カバンになんか負けていられないっ!!
「あのっ!」
「あ?まだ何かあんの。」
「これ貰ってくださいっ!!」
「はぁっ!?」
果たしてカリフラワーは(彼女の愛を)受け取ってくれるのか!?
次号、乞うご期待!!(いえ、次の頁から続きます。)