登場人物紹介
【白峰イジー】♀
本来は「概念」そのものであり、万象に先駆けて“存在”してしまった最初の意識体。人智を超えた純白の世界に偶然のように芽吹いたその存在は、無意識のうちに無限の宇宙を創造し、それぞれに異なる法則と物語を宿した。
現世では普通の女子高生として生きていたが、突如として異界の侵略者が現れたことで、自らの本質に目覚めることとなる。
表向きは穏やかで落ち着いた性格。常に冷静で、どんな相手にも動じることなく、勝利を当然のものとして受け入れる思考を持つ。自信家ではあるが、それを鼻にかけることもなく、ただ事実として「自分は最強である」と受け止めている。
その強さは文字通り全次元・全時空を超越しており、あらゆる攻撃・概念・存在干渉が一切通じない。そもそも「戦う」という構図自体が成立しないため、彼女と敵対しようとする存在は常に“理不尽”を味わうことになる。
全宇宙で最も高位の存在である「超越(Transcendence)」の位に属しており、厳密には“修行してその位に達した”のではなく、“最初からそこにいた”。
なお、本人は未だ完全に記憶と力を取り戻しておらず、「目覚めたのはほんの一部」にすぎないという。
真に彼女が“思い出す”時、この物語はあらゆるフィクションを超える。