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自らは決して変化することなく、他者の変化を促進しながら、より良きものを生み出し続ける触媒…

作者: 小林魔王



街の本屋にいるのだけれども、所謂、謂うところの街の本屋さん。何か、如何しても何でもいいから兎にも角にも否が応にもファイティングニモなんか買いたい衝動に駆られて、店主不在であるのにもかかわらず、B' zの二人が表紙のギタァマガジンみたいなやつを購入、お代はここに置いときますよ ~ ?なんて、口にはせどもステファンセドゥナウィ、そのような口振りを無言で形態摸写しながら、心の中でつぶさにつぶやき、店のカウンターらしき場所に千円札だけを於いて、そのまんま、店の片隅に座り込みに胡座を掻いて購入した擬洋風;ギタァマガジンのようなもの(あくまでもギタァマガジンらしきものであり、何故ならば、ギタリストではない稲葉さんが表紙を飾る筈はないから!)を両手で抱え持ちながら、それにしても、不用心だなァ~?店員は店主ひとりであり、尚且つ、ワンマン経営者を兼ねていると思われるのだけれども、入り口の自動扉ではないドアーとか開放したまんまで大丈夫かいな?とかなんとか思ったりなんかしちゃったりしながら、俺は、そんなことは、所詮、他人事。よそはよそ!うちはうち!餅は餅屋!糞は糞屋!明日は明日屋!明日の風屋!明日は明日の風が吹く!明日は明日の風が吹けば桶屋がイキる!夢に蹌踉めけ!明日に躓け!明日はアスホール!アスホールは明日のギアマンホール!…なんっつって、精読!熟読!耽読!していたのだけれども、封入されていた初回特典;B' zのライブGymの様子を収めた貴重なミニパンフレットを開封してしまう。そして、ようやく店主のおじさんが登場。やっと来たから、おじさんおじさん、これ!これ!この雑誌を購わせて戴きましたよ?なんつって、眼前にほれ!ほれ!掲げながら、お代はここに置いときましたよ!ッてンで、はい、判りました!判りました!…すると、ひとこと前置き、…ちょっといいですか?おにいさん!と、雑誌を手に取り、封入パンフレットが入ってないことに気づき、別の何かおまけ特典を、無理矢理にいらないものを押しつけられそうに押し売りでもないのだけれども、恩着せがましく贈呈式されそうになったから、それをなんとか阻止して、すると、おもむろツヨシに、…あと数年ぐらいはこのお店頑張ってみたいと思ってるんですよ?このビッグアーティスト(おそらくB' zのことだと思われる)もあと、数年くらいは活動して保つするでしょうから?だから、それまでは頑張りたいと思っております!と、宣誓されたのだけれども、…あ、そうですか。としか、言えなかった 言いようがなかった。しかし、この発言 一見 褒めているように見せ掛けてその内実、B' zの二人を貶め、嗜め、嬲りつけている。そんな店主のおっさんの傍若無人な振る舞いに圧倒され、いきなりの、B' z 余命宣告に、俺は、唖然?呆然?アンビリバボォオオオオオ!!!!!悪気はないことは百も承知、(しかし、ここで逢うたが百年目!)初対面の相手に、しかも、B' zが表紙の雑誌を手にしているのだから、予め少しぐらいはB' zのファンであることは察しがつき予想出来そうなものであるのにもかかわらず、なんて失礼な発言、煽り排泄ぶりり!折角、購入をしてくれた顧客に対して何たる無礼を働くのだ?店主のスケ番刑事;SAKI-ASAMIYA バリの鉄面皮ぶりに臨戦態勢を整えながらなんてな会話を取り交わしながら話を聴いていたら、続けざまに店主は、こーゆービッグアーティスト(…これもおそらく、B' zののことと思われる)みたいなみんなが聴いている音楽をみんなと一緒になって聴くのって、どーゆー心理からなの?おじさんには判んないだけど?これなら、どんなアーティストを聴いてもおんなじなんじゃないのかな?なにが楽しいの?とゆーよーなーニュアンスのこと吐かれ、煽る煽る、もう煽り排便どころの騒ぎではなく、最早、煽りキャンドルでぼや騒ぎ、これはもう悪気があるのか?ないのか?判らないくらい、Ooooops!!!! I did it again & again!!!!!UWAAAAAAAHHHHHHHHH!!!!!!!!!と叫びたい衝動に駆られ、UGAAAAAAHHHHH!!!!!!!と騒ぎたい衝動にも駆られた。Please Come IN 絶望 . com S-LIFE( → しょぼい生活)野郎、IN WE ARE THE FUCK THE WORLD → デモニッシュにプリーズ、あの素晴らしいXXをもう一度!在りし日の姿が永劫に麗しき姿で佇んでいる。マジ、イヤだと言っても愛してやるぜ!Clap Your HANDS!Say FUCCCCCCCCCCK!!!!!!!!! マジ、なあんもなあんもいいことなんてなかった…?わざと思い出さないで、滅茶苦茶忘れてた!そして、いつも 私は 頭を抱え込むことになる…、なんて、パニック@ザ・心内してる場合か!?精神状態分析なんてしてる閑はねえ!Please Give Me!救心が愛おしくて堪らない!GIVE'EM Some More!誰か、冷えピタPLEASEEEEEEE!!!!!世界と咬み合わないオレは、常に腑抜け状態。他人から見れば狂っているように見えるのかも知れない。これには流石にガラスの中年である俺も怒り心頭、…しかし、この、店主がもしかするととんでもないジョーカーである可能性は否めず、手持ちの札はエースはおろか、ジャックもクイーンもキングもナンバー札すら持ち併せてはおらず、話をちゃんと聴いている振りして他人の袖見て我が振り袖とりもなおさず取り乱し我が振り袖を見て見ぬ振り、遠くを見たりなんかしちゃったりしながら、意識は混濁ター。公開処刑的告白をするどぶさらいの達人ポエトとはこのオレの異名で誹謗、中傷、舌打ちの礼讃を浴び、三度の飯より三度の飯が嫌い。心頭を滅却して火もまた涼しく冷静沈着なお澄ましF.A.C.E.(情けないようでたくましくもある♪)を装って、俺は、B' zって、1000曲以上、オリジナルの持ち歌があるじゃないですか?知らないかも知れないですけど、そうなんですよ、ええ。私は初期ファンですから、なんで、今、この楽曲を、この時間帯に、この地球上で、聴いているのはあと何人くらいいるのだろうか?おそらくたぶん、あと数人、若しくは、確率的にあと数十人あたりくらいだろうな?と目星をつけながら聴いていて、しかも、それが、数十年前の音楽であるのにもかかわらず、ほぼほぼ、毎日ぐらい聴いている、聴いていない日も脳内でひっきりなし鳴り響いている、だから、色褪せることなくずうっと、ずうっと、生まれる前から、ねぇ♪いつまでも、いついつまでも、聴いていられるんですよ、それがいいんですよ!と抗弁して論駁に徹底抗戦、なんとなくなんとはなしにことなきをえたのだけれども非人間ながら。そんな感じでアイデンティクライシスをなんとか喰い止めてサティスファイ、若しくは、サクリファイス。自我崩壊の軋みを察知し、にっちもさっちもにんともかんともいかんところをなんとかかんとか喰い止めて、…だから、それがいいんですよ!と、ダメ押しのゴリ押しグレゴリオ聖歌。他にもなんか何か言たいことはやまほどあったのだけれども、なんか思い出せない、思い出すことが出来ず苦渋の決断をしてテイストオブ苦汁。予めちゃんとこんなときの為用に用意しといた手持ち無沙汰には決してならないB' zメモがあるのだけれども、それを思い出して脳内倉庫で探すのだけれども懸命の捜索も虚しく、それは見つかることなく見つかりっこなく、最早、打つ手なし、万事Qす、夢野Q作、ドグラマグラ(胎児よ、胎児よ、何故、踊る?)、母親の心が判っておそろしいのか?思い出すことが出来ずにもどかしげに苦しんでいると、そこへ訳は判らないが総てを解決してくれそうな思念が彗星の如く閃き、「…そうだ! 俺が本を上梓しビッグヒットを飛ばし、ベストセラーを出せば、出版業界は活性化し、それで本屋さんも繁盛し、俺も懐が潤う、近江商人も真ッ青の三方良し!これぞ、文学的三位一体だ!」なんてな戯れ事を思いつくものの、決して、口にはせず、苦にもされず、厭な顔もせずされず、そんなことは言えなかったのだけれども、そうこうしているところ(どうこうしているところ?)になんと!!!!!ギタァマガジンみたいな雑誌の表紙のまんま姿のB' zの二人がいきなり、今、俺がいるこの店に御来店!こんな超弩級田舎の街の本屋さんなんかに、何故?????如何して????る地方ツアーの帰りなのだろうか?果たして謎は尽きず、理由は依然としてまったくもって判然としないのだけれども、そんなことはどーでもいいことであり、思わず、泣きそうになってしまった!!!!!一瞬、御来光が差したのか?と錯覚し、明らか、後光は差していたのだけれども、御両人ともお揃いのグラサンをしていて、仲良し小良しか?また、グラサンを掛けているものの絶対的に明らか松本さんと稲葉さんであり、何の保証もなかったが、それだけに関しては確固たる自信がみなぎっていた。松本に相談してみようか?いや、たぶん、冷やかされるからやめとこ!なんて、思わせる余地を我々に与えず、恋じゃなくなる今宵月の見える夢見が丘で月光 IN THE LIFE,いつかのメリークリスマスに敵がいなけりゃZEROになるまで愛のままにわがままに君の中で踊りたいとねがい、あいかわらずなボクらはキレイな愛じゃなくてもGIMME YOUR LOVE!それぞれのミエナイチカラを抱えて生まれて来たからその手を離してさよならなんか、もう一度KISSしたかった、なんか言わせないFUSHIDARA100%の恋心よ、GOOD NIGHT...」(P.S.時の流れは妙におかしなもので、よくまあここまでオレたち来たもんだなと少し笑いながら、おまえ煙草吹かしてる間に血よりも濃いものをつくることがあるこの街に丸め込まれたのはボク?(キミ?)よくまあこんだけ涙腺のよく似た者が集まるもんだなとこんな時妙に何か仲がいいよね?でも、いろんな男にいつも誘われるだけ誘われてついていかないキミが一番好きだよ。もしも生まれ変わったら昔のことだけ輝いてるそんな暗い毎日は過ごしたくないなんて眼を輝かせて言ってた野暮な性格がバレちゃマズいなんてことでこんなとこで目的も夢もあやふやな暮らしだったオレは悩んでる場合じゃない。もっとビッグにならなきゃいけない男だから親の脛を齧りながら時間だけはあったオレは。瞬時にマッシュアップが脳裡を閃光のようにしてオン・ザ・ランしながら、これはの男子畢生危機一髪の大チャンス!逃す手はない!なにか爪痕を残さなくては!なんてなこと思ったりなんかしちゃったりしながら、まずはまずは、稲葉さんではなく、松本さんに握手をしてもらうのだけれとも、ふっくらふくよかな掌でありあたたかみがマジやばかった。そして大本命の大本営、自らは決して変化することなく、他者の反応を促進しながら、より良きものを生み出し続ける触媒を旨とするB' z教の総本山、遥か昔から大ファンである稲葉さんが眼前に立ちはだかると、それまで、メディア等の媒体を通して眼にする姿とは裏腹、まさかこんなにバカデカいとは思わなんだァあああああああああああああ!!!!!??????アンドレ・ザ・ジャイアントもビックリ・ザ・ジャイアント、呆れるほどにビッグシルエット極まりない大男で、二人で並んでどちらがどちらにも遜色がなかったから、おそらくたぶん、二人とも2メーターではおさまらないぐらいであって、松本さんのときは気がつかなかったのだけれども、 稲葉さんは俺の眼の前に立つと、ちょうど俺の眼線が稲葉さんの股間あたり、股下、こんなに高いひと見たことないよ!と、俺をして言わせんばかりの高身長ビックフットなみ。天が二物三物以上を与えちゃった、イケメンで、横浜国大卒で数学の教員免許あって頭も良くて、唄もバカうまで、性格も良くって、才能の独占禁止法違反過ぎるだろ?しかも、超高身長!…とかなんとかそんなことらを思いながら、「…昔から大ファンなんです!」と、それしか言えなかった。それ以外には何も言えなかった。そして、俺をからかうように茶化すようにあのいつもの最高の少年のような笑顔で、「…キミもロックンロール掛けしたい?」と、話し掛けてくれて、因みに、ロックンロール掛けとは、ウルフズヘッドみたいな装飾ベルとを総てベルト通しに掛けることなくイレギュラー装着、左右どちらか腰の端のベルト通し一ヶ所にだけ通して、バックルを締めて斜め掛けをするファッションStyleのことであり、抜け目なし!落ち度なし!抜け感なし!落ち感なし!ロックンロール純度マックス、鮮度抜群、反骨精神を純粋培養させたガッチガチのロックンロール魂の結晶、イコン?ニコン?サンコン?平方根?サイン?コサイン?ダリオアリジェント!というようなことを、俺は、即座に認識した。砕けた様子、親しみを込めふざけおちゃらけおどけた感じでまた、俺をからかって、「…まっちゃん、この子、アキラみたいだよね?」「…ん、まぁそうだね?」なんてふたりのやりとりに困惑しながら、反応に困り、仕方がないので、結局、握手だけしてもらい、他にも色々言いたいことはあったのだけれども、頭が真ッ白になってライク唐変木、何も言えないでいた。それから、店主、さっきまでの商業ロックを完全否定するような発言は何処吹く風で、ナイス & スムーズに滞りなくなにやらちょっとした会話を二人と嗜み、そのまんまB' zののふたりは「…じゃッ!」ッてンで、振り返らず、掌を肩の上に掲げ手の甲だけをこちらに曝し、所謂、イケメソグッドバイ♪をして店を後にしてしまった。店の外に出ると、近くにいたおばさん連中が眼をハートにしながらおっかけてってそのまんま捕まえ、ふたりに手をかけて先に行かせようとしないで足止めさせていた。俺はそれを好機と無理矢理に捉え、俺もその場所に駆けつけると、奈良公園の鹿に餌をやるかでものようにして、サインではなく、サイン入りのピックをジップロックに大量に詰め込み入れられたものをみんなにどんどん配ると渡されたおばさんたちはライク蜘蛛の子散らし、俺ももらって名残り惜しさを前面に押し出しながら、手を振った。そして、この一部始終を、この奇跡的な出来事を、一刻も早く母親に伝えたい!また、陰鬱な昂奮を擁しながら、この話を一方的に捲し立てたい!と思い煩いながら、それにしても、稲葉さんがあんなに大男だったなんて思わなんだァ!眼の前が股間で、眼線がここ!ここだよ!と、母親に話している自分の姿を夢想していた…。











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