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第5話 やっぱりおかしな村だった

村人たちは抱き合ったり肩を組んだりして生の喜びを噛み締めていた。


浩二のほうは気が気でない。勝手に怯えられて勝手に喜ばれているからだ。

まぁいいや、と呟きその場を立ち去ろうとすると一人の男に呼び止められた。


「貴族さま!お名前はなんていう..仰るんですか??」


彼は拙い敬語を使いながら貴族(というてい)の浩二に話しかけたのだ。


浩二は驚き、しばし思案して


「コージーだ。」


そう名乗った。


すると男は


「じゃあコージー様!一緒にお祭りいきませんか!」


浩二は二つ驚いた。一つはたったいま、あんなことがあったのにも関わらず祭が行われるということ。

もう一つは男が自分を誘った事だ。





男から聞いた話によれば、この村は何かあるたびにお祭りをするらしい。理由は男も知らないそうだ。だけどいい文化だな。と浩二は思った。

そしてなぜ自分を誘ったか聞くと、俺が命の恩人であるから。と言った。


まぁなんかいろいろ違う気もするが村人も全員同じように命の恩人であると感謝しているらしい。


それならば自分がとやかく言わなくて良いだろう。


そう思った浩二は男についていった。




後から知ったがこの男はガール・ジョシという名前らしい


村長とその雑用の二人といいなんてあべこべな村なんだろうと浩二は笑った


そしてこのほのぼのした村の名前がハイテクーノ・メカ村だと知った時はもはや呆れのような感情すら沸いていた。

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