1-6 工業化
大日本帝国の法整備が粗方終わったので、日本の国土を改革していく。
まずは、失業者対策。今の日本は、昭和恐慌や震災、凶作のせいで、都市部では失業者が、農村では餓死者および欠食児童が溢れかえっている。これを何とかしなければならない。
失業者を減らすために、公共事業を興す。国道の整備および敷設、鉄道の敷設、各地の港湾の改良、山地の開発、空港の建設、ダムの建設、灌漑設備の拡充などのインフラ整備だ。今の日本には足りないものが多すぎるから、労働力はフル活用しなければならない。
次に、餓死や貧困の対策だ。餓死については、前に行った農地改革や農業用機械の導入などであまり問題はないのだが、貧困が深刻である。これを解決するため、国民皆保険制度と生活保護制度を導入した。これにより、国民の生活は改善されるだろう。
しかし、これでは財源は足りなくなってしまう。なので、税制を改正していく。
まずは全商品への消費税の導入。税率は3%とした。同時に、国民健康保険税、贈与税なども導入した。代わりに、地租、入場税、トランプ類税、ガス税、電気税、通行税などを廃止した。
次に、発電の見直しだ。発電方法を、水力発電などを中心にしていく。火力発電は、燃料を兵器に使うため、あまりやらない。同時に、鉄道の電化なども進めていく。
照明器具を国民に行き渡らせるために、蛍光灯を開発。安価な値段で販売を開始する。史実では、1938年にアメリカで開発されたから、こっちが先に開発したことになる。
ちなみに、大日本帝国には、前の皇国商会のような国営の会社を設立したため、うまく市場を操作することが可能だ。
次は国土の工業化を増進する。水運のいい臨海などに新しい工業地帯を整備していく。工業地帯では主に軍需品の生産や食料の生産をしていく。土地が足らないので、近くの山を削って海を埋め立てる。山地を減らすことで可住地面積が増えて一石二鳥だ。新たな造船所も外地や南洋諸島を中心に建設していく。工場では、ベルトコンベアなどを導入し、大量生産体制を確立させた。ついでに、JISのようなものをつくり、工業規格を統一した。
日本は工業生産で立ち遅れているため、いずれ戦うだろう相手、米英に負けない工業力をつけなくては。
次に国内の兵器生産を見直していく。
まずは陸軍。トラックや兵員輸送車を最優先で生産していく。自動車がないと、後の南方などで徒歩移動が強いられるからな。徒歩だと進軍速度が落ちるし、兵を消耗しやすくなるからな。戦車は、今の九五式軽戦車では弱すぎて使い物にならない。早く九七式中戦車を開発したいな。
次は海軍。潜水艦、巡洋艦、空母を最優先で建造する。戦艦なんて、建造に時間がかかるし、費用も莫大にかかるから、コスパに合わない。造るなら巡洋艦程度が丁度いい。戦艦にはロマンがあるが、そんなこと気にしていたら戦争はできない。空母も費用がかかるが、大海で航空戦力を送り出せるから実用的だ。敵の軍艦や輸送艦の破壊には潜水艦が最適である。早くUボートが欲しいな。船は大きすぎるから取り寄せられないし。
次に空軍。練習機を主に生産していく。練習機とは、その名の通りパイロットの訓練をする航空機のことだ。新しい戦闘機を生産しても、パイロットがいなければ意味がないからな。女性パイロットを雇い入れているから、今の練習機の数では足りないし。それと、二式大艇を早く開発したい。二式大艇は、水面発着ができ、航続距離が長いし、頑丈なので爆撃機に負けないぐらいの性能があるからだ。