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5-7 米ソ共闘

多分二度とないおふざけ回です。使い古されたネタ感ありますが。

―――東部戦線、とある飛行場


「ルーデル中佐、また出撃ですか」


「ああそうだ。ガーデルマン、話している暇があったら出撃の準備をしろ」


ドイツ空軍のパイロット、ルーデルは少しの休息の後、また出撃の準備をし始めた。後方機銃手であるガーデルマンはしぶしぶ準備を始める。


「さっき、前線であれを見たのだが、あれの名前分かるか?」


「あれとは?」


「あの、トラックみたいなのから大量のロケット弾が発射されるイワンの新兵器だ」


「あー、あれはカチューシャと言うようです。ソ連軍とアメリカ軍の共同開発で、アメリカ製のトラックにソ連のロケットランチャーを載せたものです」


カチューシャとは、ソ連の自走式多連装ロケット砲の通称だ。命中精度は低いが合計16発のロケット弾を同時に発射することができ、ドイツ軍の陣地が攻撃されたりした。まだ開発からあまり日が経っていないため運用台数は少ないが、これが大量生産されれば脅威になるだろう。


「大国同士が手を結ぶと厄介だな・・・」


ルーデルはそう呟いた。


「そうですね、あの広大なソ連の後ろにアメリカもいるとなると・・・」


ガーデルマンは地平線の方を見つめながらそう言う。


「・・・まぁいい。相手が何だろうととにかく出撃して、急降下爆撃して、撃破するだけだ!行くぞ、ガーデルマン!」


「は、はい!」


2人は愛用する爆撃機に乗り込み、ソ連軍のいる前線へと向かった。



―――アメリカ軍暗号解読室


「あぁ・・・もうお手上げだ・・・」


暗号解読室の室長は日本の暗号を見るのを中断し、椅子に寄り掛かった。


「しかも傍受できたのはこれっきり。前までは何とか解読できたのだが・・・」


今までの暗号はアメリカに解読される危険性があったので、天皇が中心となって新しい暗号を作ったのだ。それは・・・


「止まるんじゃねぇぞ・・・(敵からの奇襲攻撃を受けた)」

「ガルパンはいいぞ(戦車戦で我が軍が勝利した)」

「ブックオフなのに本ねーじゃん!(作戦計画以外の任務遂行を許可する)」


など、アメリカには到底解読できないものだった。


「何だよガルパンって!何だよブックオフって!まったく、ジャップは恐ろしい・・・」


天皇はこの時代誰も知らない現代用語を使うことで解読を防いだのだ。もちろん、これらの現代用語の意味は日本人でも知らないので、捕虜に聞いても分かることはない。もちろん、暗号は一部の軍人しか知らない。

また、ソ連軍も日本の暗号に苦しめられることになった。


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