3-1 ヴェーザー演習作戦
現実が忙しくなり、更新ペースが落ちますので、ご了承ください。
今回を含め、しばらくは欧州の話が続きそうです。
年は変わり、1938年、4月。この月に、ドイツ軍がヴェーザー演習作戦を実行。デンマーク、ノルウェーに侵攻し、デンマークは1日で降伏、ノルウェーは1か月で降伏した。
ドイツは着々と領土拡大しているな。
デンマークは史実と同じように、侵攻を受けてからドイツ軍に対しあまり抵抗せず、早期に降伏した。そのおかげで、デンマーク政府による自治と軍や警察の保有を認められた。
デンマークは、イギリスとの交易遮断により、経済の停滞が予想されたが、ドイツによる資金援助で、停滞することはあまりなかった。
ノルウェーでは、ノルウェー本国にイギリス軍が兵力を投入しており、激闘が繰り広げられた。しかし、派遣されたイギリス軍は撤退し、国王が国外へ亡命し、降伏した。
ちなみに、上陸用に派遣されたドイツ海軍には、日本の巡洋艦もいる。
ノルウェーを占領したことで、鉄鉱石の輸入を継続でき、フィンランドへの供給ができるようになった。ノルウェーは反共が強いので、義勇軍の募集でも、兵士が多く集まるだろう。
ヴェーザー演習作戦が成功したことで、北大西洋での通商破壊がしやすくなり、更にバルト海においても有利になることができた。
チェンバレンは、宥和政策の失敗によって辞職。代わりにチャーチルが首相になった。チャーチルが首相になるのは厄介だな。
ドイツがV1飛行爆弾を開発。V1は巡航ミサイルの始祖と言われ、無人で爆撃ができるが、性能はあまりよくなかった。史実でも、発射されたV1は敵戦闘機に撃ち落されたり、途中で墜落したりして、着弾することはあまりなかった。
V2の開発に期待したいな。
メッサーシュミット Me162を初飛行させたとの情報が入った。もう少しで開発できるかもしれない。
スペイン内戦が3月に終結。結果はナショナリスト派の勝ちで、フランコ将軍が独裁政権を確立させた。2年もあったから、随分と長い内戦だった。史実では3年もあったらしいが。俺からの支援のおかげだろう。
一式機動四十七粍砲、一式中戦車、一式装甲歩兵車、一式砲戦車、一式輸送機、一式戦闘機、二式飛行艇を開発した。
どれも俺にとって良い兵器ばかりだ。一式中戦車は、九七式中戦車の後継戦車といってもいいほどの性能だし、一式砲戦車で自走砲も安心だ。隼は戦闘機としてとても有能。一式装甲歩兵車のおかげで、ついに装甲歩兵がつくれるようになった。装甲歩兵の方は機動力が高く、施設への攻撃も大火力だ。二式飛行艇は水面発着ができ、航続距離も長く、性能も爆撃機に負けないほどの実力がある。敵の艦隊を攻撃するにはこれが一番だ。
早速、全国の工場でこれらの兵器を生産させていく。