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1-1 再転移

予告通り、今作は第二次世界大戦編です。あらすじに書いてある前作の外伝みたいなものです。一応、前作を読まなくても話が分かるように作ってありますが、作中のことを詳しく知りたければ読んでおいた方がいいです。

作品の中で、不謹慎なことがやたらとありますが、見逃してください。

それにしても、なぜ苦手なはずの近代史をやってしまったのか・・・おかしな箇所がいくつかありますので、あったら教えてください。

気がつくと、俺は部屋の中で何故か立っていた。見た感じは皇居の応接間のようだが、どこか雰囲気が違う。俺はさっきまで皇居の執務室で書類のチェックをしていたが、何故この部屋にいるのだ?全く思い出せない。


俺は日本皇国初代今上天皇。本名は弓削和人(ゆげかずひと)

今から1030年程前、俺はただの冴えない陰キャ高校生だったが、大国主神(おおくにぬし)の仕業で突如弥生時代の日本へ降臨。自らを天皇と名乗って日本皇国を建国した。それから1030年間国造りを奮闘し、300年ぐらい前に世界を統一し、平和に暮らしていた訳だが、またもや俺の人生に異変が起きた。


何故自分がここにいるのか考えていた時、部屋に1人のスーツ姿の男が入ってきた。


「天皇陛下、お仕事中失礼します。」


その男は、手紙のようなものを持ち、俺に何か用があるようだ。というか、この男誰だ?見覚えがない。新入りか?


「うむ。ここまでご苦労。何か用か?」


「はい。天皇陛下宛てに、首相からお手紙を預かっています。急用とのことで、ここまで届けに参りました」


「そうか。受け取ろう」


俺が手紙を受け取ると、男は頭を下げ、部屋を後にした。しかし、何で手紙なんかで用事を伝えに来たのだ?普通にメールで送ればいいだろ。いつもメールを使っているし。俺は、手紙の封を開け、紙を広げる。そこに書いてあったのは・・・


久しぶり、弓削和人君。元気にしているかな?早速だけど、今の状況を伝えよう。

君がいるのは、昭和11年3月6日。キリスト紀元だと1936年3月6日だよ。

ちょうどドイツのラインラント進駐直前だね。

それと、もう気づいているかもしれないけど、君は昭和天皇に憑依させたよ。姿は昭和天皇だし、国民も皆君のことを昭和天皇だと思っているよ。とりあえず、君には大日本帝国を第二次世界大戦で勝利させてほしい。その為ならどんな手を使っても構わないよ。さすがの君でも、日本を勝たせるのは難しいと思うから、2つの能力を追加したよ。

1つ目は読心。名前の通り、目の前の人物の心を読むことができるよ。

2つ目は物体移動。目の前の物体を自分が思う場所に瞬時に移動できるよ。これは、固体だけではなく、液体と生物も移動できるよ。

前からの能力は引き続き使えるから安心してね。それでは、健闘を祈るよ。


「はあああああ?嘘だろ!?」


その内容は、俺には信じられなかった。またもや、俺の苦悩が始まるのだった・・・


挿絵(By みてみん)



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