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2-1 国共内戦

西安事件はほぼ無視です。

年は変わり、1937年になった。ついに、日中戦争が起こる年だ。

しかし、日中戦争はやりたくない。あんな泥沼の戦争をしながら、米英と戦うなんて無理があるからな。


日中戦争は、確か共産党の工作で勃発したんだよな。支那駐屯軍、国民党軍の両方に、共産党員が発砲を行い、お互いを戦争に引きずり込んで、国民党と日本が弱った時に勢力を拡大しようとしていた。そもそも、日本が中国での勢力を拡大させようと、5000人の兵で10万人の国民党軍と戦うなんて無理。国民党と共産党は内乱状態だし。中国に進出したところで不毛な土地しかない。日中戦争の結果、戦前は劣勢だった共産党も、戦後は大量の兵力と兵器を失った国民党に対し圧倒的に有利となり、国民党を台湾まで追いやって中国大陸を統一し、中華人民共和国を建国した。

史実では結果的に、共産党の思い通りなったわけだ。


こうなってしまっては、日本も国民党も倒れてしまうので、何とか手を打ちたい。

早くに共産党を倒すのだ。しかし、日本が共産党と戦うと、ソ連も敵に回すだろうし、米英が対日非難声明を発表するかもしれませんから、やりたくない。

戦ってもらうのは、今、共産党と内戦中の国民党だ。国民党に戦わせるのが一番手っ取り早いし、合理的である。

でも、このまま戦わせていると史実通りの結果になってしまうので、やはりこちらから何かしなくてはならないな。

西安事件で、蒋介石は共同抗日と国共合作を約束したらしいが・・・まあ何とかなるだろう。


九七式中戦車改を開発した。名前の通り、九七式中戦車の改良版だ。既存の九七式中戦車は、順次これに改造していく。生産も九七式中戦車改に切り替えた。

他にも、1号1型電波探信儀を開発した。日本は、欧米諸国に比べてレーダー開発が遅れていたから、これが初の本格的なレーダー装置だ。史実では、陸軍が先進的に開発を進めていたが、海軍では認知度が浅く、レーダー開発が遅れてしまった。しかし、陸海軍は統一して開発も円滑に進んでいるので、史実より早くに開発できた。まあ、俺の指示で技術を提供していることもあるが。


ドイツがオーストリア併合を住民投票で呼びかけ、その結果、賛成が90%以上でオーストリアが併合された。

今、ドイツはチェコスロバキアに対してズデーテン地方の割譲を迫っているようだ。

ドイツが着々と領土拡大をしている。俺からのアドバイスを聞いてくれたようだ。とりあえず、ドイツ政府にはオーストリア併合のお祝いとして200億ライヒスマルクを援助した。

ドイツは日本からの資金援助で急激に軍拡を推し進めている。工業化も進んでいるようだ。




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