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異世界でチートだが万能ではない  作者: 杏栄
第一部 森の中で
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1.転移/生産分野

前回のあらすじ。文明度は西洋中世をイメージのこと。


「生産はスキル制?レベル制?」

 黒猫は首をかしげている。ややあって質問を返してきた。

「すきる制トカれべる制トハ、ドウイウ意味カ?君ハ――職人ニナリタイノカ?」

「なりたい!スキルっていうのは何を作れるか、作るものごとに決めていって、レベルだと生産全般の熟練度が上がっていく感じかな……」

 泰雅の声は尻すぼみに小さくなっていった。巨大な違和感。

 こんなこと説明しなければいけないこと自体、そんなシステムがないことを暗示している。

「生産全テノ上手下手ガ連動スルトイウ技能ハ聞イタコトガナイ……キットすきる制ナノダロウ。ぎるどトイウノガアッテ、見習イハソコデ修業スル」

 ギルドね。

「ぎるど内デノ地位ヲ登リ詰メテ長ニナルカ、アルイハヒトトオリ仕事ヲ覚エタラ、腕ヲ磨クタメ遍歴ノ旅ニ出ルコトモアル」

「別のギルドに入り直すことは」

 前よりも長い沈黙。

「ドウシテモトイウノナラ、クチヲ効イテモヨイ。ソモソモ何デソンナコトヲスル必要ガ?」

「いろいろできた方がいいと思わない?」

「一人前ニナッテぎるどヲ出ルトイッテモ名人達人ノ域ニハ程遠イ。シカシ、ソウダナ収入ヲ得ル機会ハ確カニ2倍ニナル。額トシテハ最低限ノ収入ニナルダロウガ」

「――こう、ぱっと名人になれちゃったりできないのかな」

 更に長い沈黙。プレッシャーが。

「生産ニ関シテ、コレトイッタ回路ハ用意シテイナイ。タダ武術・魔術ニツイテ言エバ、腕ガ立チ、強力ニナル程、複雑・大規模ナ回路ヲ必要とする。イクツモ焼キ込メバ干渉シテ、ドチラモウマク働カナイ。恐ラク生産ニツイテモ同ジダロウ」

 泰雅は考え込んだ。回路を焼く、というのが黒猫のいうチートなのだろう。先程も神経回路読み込み・書き込み機能、と自称していた。

「獲得経験値ボーナスとか、ないの?」

「経験ハ時間トと内容ノ乗算デハナイノカ。時間ノ方ハ睡眠ヲ削ル薬ガアル」

 ないよりはましだ、と泰雅は思った。

「タダシ習慣性と禁断症状ガアッテ……」

「覚醒剤だろっ、それ!」


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