もういちど
冷え切った部屋の片隅で
いっそ消えてなくなりたいと
きつく膝を抱える君
いいんだよ
自分を傷つけることでしか
やり過ごせないときがある
そんな苦しい夜もある
意味のないルールと
作り笑いばかり
覚えてきたんだろう
自分を大事にすることなんて
誰も教えてくれなかった
不自由なこころは
君のせいじゃない
ガラクタのように
打ち捨ててきた
たくさんの
さみしさや
痛みや
恐れや
憧れ
もういちど
ひとつひとつ
拾い上げ
固く乾いた
その手のひらで
そっと包んで
温めて
握りつぶしていいものなど
なにひとつありはしない
失っていいキモチなど
君の中にはないのだから




