表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もういちど

作者: 小日向冬子

冷え切った部屋の片隅で

いっそ消えてなくなりたいと

きつく膝を抱える君


いいんだよ

自分を傷つけることでしか

やり過ごせないときがある

そんな苦しい夜もある


意味のないルールと

作り笑いばかり

覚えてきたんだろう


自分を大事にすることなんて

誰も教えてくれなかった


不自由なこころは

君のせいじゃない


ガラクタのように

打ち捨ててきた

たくさんの

さみしさや

痛みや

恐れや

憧れ


もういちど

ひとつひとつ

拾い上げ


固く乾いた

その手のひらで

そっと包んで

温めて


握りつぶしていいものなど

なにひとつありはしない


失っていいキモチなど

君の中にはないのだから

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 小日向さんの温かくて柔らかく、優しい言の葉が、たくさん詰まった【もういちど】は、きっと読み手の皆さんの心に、寄り添っていくと思います。 素敵です。 ありがとうございました。
[良い点] 失っていい気持ちなど、だれのこころにもないのですね……。 つらさやかなしみしさえも……。
2017/11/03 07:40 退会済み
管理
[一言] なんだか温かいものに包まれている ような詩をありがとうございます。 息子さんを思っての気持ちなのでしょうか? 如月、親不孝ものを返上したく なりました。 PS 『今年もよろしくお願い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ