天国の門⑤
章の最後に脚注があります。
「残ることを許された者は、それを証明する義務がある。」
イージー中隊第二分隊の輪の中で、白銀エレナは常に半歩だけ距離を取って立っていた。決して完全に内側へ入らず、かといって外側に退くこともない。
彼女が好んで用いる語は、より安全なものだった――規律。能力。基準。幼い頃から叩き込まれ、習慣として研がれ続けた言葉だ。磨き上げられたそれらは、やがて徳目と見分けがつかないほどに整えられていた。
誰かが大声で笑えば静かに嗜め、軽率な発言があれば遠慮なく切り捨てる。値しないと判断した権威は試し、己の基準を満たさぬものは容赦しなかった。
彼女にとって、ライフルは論証であり、ドローンはその証人だった。技量こそが唯一、信頼に足る通貨。
それは基準の問題なのだと、彼女は自分に言い聞かせてきた。そう考えるほうが、“鎧”なしに彼らの中へ立つ術を知らないと認めるより、はるかに容易だったからだ。
彼女は、ただ近くにいるという理由だけで生き延びる者たちを見て育った。家名に守られ、継承された重みの陰で立つ人間たちを。
自分は決してそうはならないと誓った。強者の引力に寄り添う存在にも、距離を実力と取り違える人間にも。
だからこそ、彼女は自らを測り続ける。
自分は十分に重みを担っているか。
この場所を、己の力で得たと言えるか。
もしライフルが沈黙したとき、それでも彼らは自分を選ぶのか。
コウタ上等兵は、一度として彼女を腫れ物のように扱ったことがなかった。それが何より、彼女を落ち着かなくさせた。
彼は彼女の棘を見ていた。距離も理解していた。それでも離れなかった。多くはそこで身を引いただろう。だが、彼らは引かなかった。分隊も、そうだった。
その事実をどう扱えばよいのか、彼女には分からなかった。彼らは柔らかさを求めず、変われとも言わない。ただ並んで立つことを当然のように期待しただけだ。
だから彼女は立った。必要以上に強く、求められる以上に鋭く。彼女が育った世界では、脆さは罰せられる。影響力とは示すものではなく、行使するものだった。
そして彼女は、自分の居場所を勝ち取る。
――何を払ってでも。
兵長を抑えていた何かが、外れたのだろう。
緑のマナ灯にまばらに照らされた長い坑道には、遺体が散乱していた。最初の一団は通路を半ば塞ぐ形で倒れ、全身に穴を穿たれている。別の一人はうつ伏せのまま杖を握り締め、背中を貫かれていた。さらに奥では、振り向きかけた姿勢のまま、あるいは一歩踏み出しかけた位置で斬り倒された者が続く。
誰の仕業かは、疑いようがない。
「フェイドがここまでやるの、見たことあるか?」
歩を緩める理由はなかった。コウタ上等兵が前を向いたまま言う。
「やっぱりあいつ、危険分子だろ」
後方からスライス上等兵が鼻を鳴らす。キャスターが動きに合わせて小さく鳴った。
「危険分子? 中隊の半分は片付けたぞ」
「それはそうだけどよ、もしこっちに向いたらどうすんだ?」
「どれだけ一緒にやってきた?」
コウタ上等兵は舌打ちし、答えなかった。何を言えというのか。訓練で十回中八回は負けた――など、口が裂けても認めるものか。
「……だろ」
前方に再び分岐が現れる。緑の灯の下、レギュラーの遺体が横たわっていた。槍は脇に放り出されている。
コウタ上等兵がしゃがみ込み、妙に興味深げに死体を検分する。
「うわ……口から食らったのかよ」
傍らに転がっていた円筒を拾い上げる。歩兵用パルスライフルのアンダースリングに装着するマイクロロケットだ。
「信管、作動する暇もなかったみたいだな。どっちだ、エリー?」
彼女は足を止め、HUDへ視線を走らせる。通路は二手に分かれている。ボンボンのモーショントラッカーが点を拾うが、現れてはすぐに消える。
その中で一つだけ、他より速く動く信号があった。別の反応へ急接近し、順に消していく。
……兵長は、正気を保っているのか。
右の通路へ視線を向ける。
薄暗い灯の下、影が這っている――いや、石床を引きずっていた。重傷で朦朧としているのだろう。恐怖とアドレナリンが、辛うじて命を繋いでいるだけだ。
彼女は迷いなく銃を上げ、引き金を引く。影は声もなく崩れた。
行き先は明白だった。
「右よ。ついてきなさい」
これは銃撃戦ではない。追撃だ。
遭遇したレギュラーの多くは、進行方向とは逆を向いて倒れていた。振り返りざまに撃ち抜かれた者、走り出そうとした姿勢のまま倒れた者。発動が遅れた魔術の痕跡が、壁に焦げ跡を残している。
鉄とオゾンの匂いが、湿った空気を塗り替えていた。
数分ほど追撃を続けた頃、ヘルメット内の無線が割り込む。
『全隊へ。第二線の確保を確認。〈ヤマシロ〉が湖畔の第三、最終拠点付近でマナ活性の上昇を検知。各隊、――』
激しいノイズと共に信号が途絶え、地上との通信が断たれた。HUD上の白い信号が再び加速し、赤い反応を一つずつ消していく。分隊は兵長との距離を急速に詰めつつあった。問題は――抑制が、まだ残っているかどうかだ。
トンネルが再び折れ、虐殺の流れが初めて途切れる。壁際に連邦製ライフルが落ちていた。上の緑灯に照らされ半ばだけ光を受け、スリングは鋭利な何かで焼き切られたようにねじれている。ボルトは後退位置で止まったままだ。
コウタ上等兵が真っ先に手を伸ばし、反射的に薬室を確認する。
「空だ」
当然だ。兵長は弾を撃ち尽くしたのだろう。
「前にまだいる……」
列を詰めながらスライス上等兵が低く言い、プラズマキャスターの銃口を暗がりへ向ける。
「……気の毒にな」
胃が軋む。レンジャーは近接戦闘の訓練を受けているが、これは想定外だ。
深く裂けた切創、骨にまで達した打撃痕、斬首。斧、あるいは円匙¹のような刃物で負った傷。連邦の衛生兵なら帝国兵同士の内紛と判断したかもしれない。少なくとも、レンジャーの手によるものとは考えない。
疑いの余地は、もうなかった。
前方でトンネルが広がり、その先で急に落ち込む。半開きの補強扉の奥、緑のマナ灯が不均一な光を床へ落としていた。ボンボンのトラッカーが明滅する。白い信号が、赤の集団のほぼ中央に位置している。
彼女は拳を上げて合図した。隙間の向こうから争う音が漏れる。
「……ボンボン。先行して、視界を」
ドローンが小さく鳴き、音もなく浮上する。狭い隙間を滑るように抜け、映像が即座にバイザーへ投影された。
――そこにいた。レギュラーに囲まれ、ただ一人。
花沢兵長。
片手に握られた円匙は血で滑り、もう一方の腕は力なく垂れている。兵長は喉の奥から荒い叫びを絞り出し、最初の突きが形を成す前に踏み込んだ。
一動作で槍を払い、次の瞬間には円匙が頸を裂き、首を刎ねる。振り下ろしを潜り抜け、懐へ入り込み、上段から叩きつける。金属が装甲と骨を同時に割った。
敵は隊列を整える間もなく崩れ落ちる。訓練では、あの速度は見ない。
「確認した」
彼女は映像を切り、走り出した。隊形など構っていられない。異界人であろうと、適切な支援なしに持続は不可能だ。
「急げ。制御射撃。消耗戦で前進するつもりはありません」
扉は近づいて見ると、想像以上に厚い。
互いに密着する。彼女が片側、向かいにコウタ上等兵。隙間から光が漏れ、同時に音が伝わる。金属の衝突音。湿った打撃音。何かが砕ける鈍い音。兵長の咆哮がそれらを呑み込む。
彼女はグリップを整え、呼吸を一定に保つ。臭気は相変わらずひどい。わずかな震えが戻ろうとする。ボンボンが傍らで静かに励ましを表示するが、読む余裕はない。
視線がコウタ上等兵と合う。恐怖はある。当然だ。それでも彼の手はぶれない。常にだ。
それだけは、信頼できる。
彼女は小さく頷いた。
コウタ上等兵が扉の継ぎ目へ蹴りを叩き込む。木材が重く鳴り、轟音とともに内側へ跳ね開いた。衝撃が室内に反響する。
猶予は数秒。十分だ。
影が左へ跳ねる――撃つ。正面にもう一つ――再び撃つ。レギュラー二名が武器を構え切る前に崩れ落ちた。肩越しにオートコイルの連射が走り、三人目が火花を散らして倒れる。正確。制御済み。要求通り。
室内は儀式場の様相を呈していた。
赤い旗が等間隔に掲げられ、黒い太陽が蛇の環となって絡み合う。中央にリレーが立つ――目的物だ。その基部を取り囲むポッドには人体が吊られ、壁際の檻にはさらに捕虜が鉄格子の向こうに押し込められている。奥には魔法陣。ルーンは異様に弱く沈んでいた。
湿った肉を踏み砕くような音が響く。
捕虜たちが歓声を上げた。
花沢兵長は、その中心に一人で立っていた。
円匙を乱暴に引き抜く。柄は歪み、刃は変形し、先端から握りまで赤く濡れている。何かが折れる鈍い音とともに男は力を失い、横へ崩れた。
兵長は手にした円匙を一瞥する。仕上がりを確かめるかのように眺め、それを床へ落とした。代わりに倒れているレギュラーの槍へ手を伸ばす。
「遅れました、兵長」
彼女は抑えた声で告げる。
「些細な逸脱がありました。隊形を放棄する者が出ましたので」
……危うく自滅するところだった。
兵長の制服は裂け、左腕は即座の処置を要する。戦術装備の下も無傷では済まないだろう。あの髪も――解け、抑えを失い、レンジャーとしては見苦しい。
……毛先の中程に、あんな銀が混じっていただろうか。
兵長は答えなかった。
片腕で槍を引きずりながら歩く。刃先が床を擦り、甲高い音を立てる。リレーの脇を通り過ぎ、部屋の奥へ向かう。暗く沈んだ魔法陣が床に並ぶその先で、レギュラーが一人、待ち構えていた。
《ACTIVAR》
兵長が《星間語》で唸る。
《RESTITAR》
レギュラーが後ずさり、半ばまで剣を抜き上げる。
《TAR’KEDAR. TRANSLATIO’AN COMPLETAR. TRADITORIM VAL’AR JUDIC’AN—》
《RESTITAR. ACTIVAR!!》
兵長は槍を振りかぶり、投擲する。刃は男の顔をかすめ、背後の岩壁へ突き刺さった。男は悲鳴を上げて尻餅をつき、剣を取り落とす。
《HIEL—! SANGUIN NOBIL’AN ES’! M-MISERAR!》
兵長は腰のナイフへ手を伸ばし、刃を引き抜いた。
レギュラーは肘で後退する。板金の靴が地面を引き、耳障りな音を立てる。檻の向こうからの歓声がさらに高まった。兵長の歩調が徐々に速まる。呼吸は荒く、乱れ、獣じみている。
力ずくで止めるのは賢明ではない。
「エリー、ポッドを確認しろ」
コウタ上等兵が中央のリレーを指す。ルーンは光っていない。沈んでいる。内部の被収容者はすでに死亡――頸部で揃えられた切断痕。
「……くそ、イムプども」
スライス上等兵が位置を変え、プラズマキャスターを下げる。
「タワーは停止している、白銀。目標確保だ」
無線が割り込む。地上との回線が復帰した。
『全隊へ。全周辺の抵抗は崩壊。FIONAよりマナ反応の枯渇を確認。ギャップゾーンは消失、火力支援再開可能。地下班、任務完了だ』
彼女は即座に二本の指で通信を押さえる。
「こちらイージー地下班。リレー確保――」
視線が一巡する。リレー、ポッド、兵長、そして残る一名。
「座標E-7。増援および後送を要請。民間人および負傷者を確認」
兵長へ視線を戻す。歩みは緩めない。レギュラーはその表情を見ていた。明らかに怯えている。
《N—NOBIL’AN ES’!》
男が喉を詰まらせる。
《ZEKAR CAPTIV’AN MEI’! YAKOR’AN ES’!》
《AY’BAR ES’ FAMIL’IM Y’MEI’??》
「何て喚いてやがる!?」
コウタ上等兵が横へ回り込みながら吐き捨てる。
「見ただろ!? 殺せ! やっちまえ!」
兵長は刃を男の頸に押し当てる。装甲の造形、色使い。明らかに他とは格が違う。貴族か。断定はできないが、臆病で尊大。取り巻きを失えば無力。
同族を見誤ることは少ない。
《KATAR! KATAR! KATAR! KATAR! KATAR!》
檻の向こうから歓声が煽る。兵長は刃をさらに押し込み、男が悲鳴を上げる。
「兵長」
彼女の声が室内を切り裂く。銃を下ろし、他にも同様に合図する。
「武器を下ろしなさい。――兵長、下がって」
男――いや、貴族は彼女へ視線を向ける。日本語で懇願する。
「ま、待て! 止めろ! 士官だろ! 俺は王族だ! 取引できる!」
兵長が低く悪態をつき、刃をさらに押し当てる。
「兵長!」
「連れていかれた……!」
兵長の声が低く唸る。
「母も……父も……弟も妹も……全員だ!」
……私怨だ。
檻の向こうではなおも殺意の声が響く。自分たちを閉じ込めていた側が刃の下にある光景は、彼らにとって慰めなのだろう。兵長の激昂は、その熱をさらに煽るだけだ。
「上では時間を稼いでいた。捕虜と連中を可能な限り転送するために」
刃は動かない。
「こいつに転送門を開かせる」
……短慮だ。しかも危険。
「だから余計に――」
「今は黙りなさい、コウタ」
一歩踏み出す。
「お気持ちは理解します、兵長。しかし彼は連邦にとって有益な情報源になり得ます」
《E—EY! EY—! ES’ MEI’—》
《HATAR ORAL Y’TU’!》
当然だ。寄生虫は自らの首を絞めかけている。
「ご自身のためにも、口を閉じておくことをお勧めしますわ」
貴族は即座に黙り込む。刃先は喉元の脈動寸前で震えている。
「兵長」
さらに距離を詰める。
「リレーは停止しています。マナがなければ転送陣は機能しません。彼に再起動は不可能です」
呼吸が乱れている。浅く荒い。失血とアドレナリン。彼女を突き動かしていた何かが、確実に削れている。
「新たな生贄をリレーに与えるおつもりですか。得策とは思えません。目標は達成済みです。これ以上の行動は不要です」
貴族が喉を鳴らす。刃がわずかに食い込み、赤い線が襟元を伝った。
コウタ上等兵は動きを止めている。スライス上等兵はキャスターを下げたまま即応の姿勢だ。誰も割って入らない。
「エリー……」
コウタ上等兵が低く呟くのに、彼女は振り向きもせず片手を上げる。
「兵長。制止なさい」
……
兵長の握りが緩み、肩が落ちる。獣じみた気配が揺らぎ、目の奥の光が鈍る。
貴族は息を吐いた。ほとんど笑いに近い吐息だ。口元がわずかに吊り上がる。典型的な貴族。
――血が、兵長の手から溢れた。
刃が首と肩の継ぎ目へ叩き込まれ、濡れた音とともに甲冑と肉を貫いた。歓声が一気に狂騒へ跳ね上がる。
貴族は甲高い悲鳴を上げ、襟元のすぐ上から突き出た柄へ爪を立てた。喘ぐように喉を詰まらせ、そのまま横へ転がる。
兵長はふらつき――崩れ落ちた。力が抜けたのだ。
「――衛生兵! 早く来なさい!」
彼女が前へ躍り出て、きつく振り返る。
「突っ立っていないで――手を貸しなさい!」
通路の方から足音が反響する――増援だ。ようやくだ。
彼女は貴族の傍らに膝を落とし、刺さった刃の周囲を強く圧迫する。止まらない。――当然、止まるはずがない。張本人は気絶している。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
彼女は兵長へ視線を移し――止まった。
……
兵長の髪に走っていた銀が、疲労に削られるように後退し、いつもの茶へ滲むように戻っていく。
まもなく残りの分隊が合流した。
真っ先に膝をついたのはリッカ上等兵だ。兵長が単独で自分のエルデウをほとんど使い潰したことに、低く悪態をつきながら処置に入る。
「切断よりはまし……でしょう」
渋々といった調子だ。
森田伍長は動揺していた。表には出すまいとしているが、隠しきれていない。兵長は彼にとって、最も信頼できる補佐だった。
紫苑軍曹は簡潔に頷き、彼女と地下班へ視線を向ける。問題なし。処理は完了。結果も想定内。
誰も、トンネルで見たことには触れなかった。
あの速さにも。
あの持久にも。
あの銀にも。
彼女は、それを記憶に留める。
いずれ兵長に問いただすつもりだ。今はまだいい。貸しを一つ抱えたままでいるほうが都合がいい。
実質的に、戦闘は終わっていた。
リレーが落ちた後、赤城山周辺の抵抗は急速に崩れた。森林部にいくつか拠点が残ってはいたが、いずれも長くは保たなかった。マナを失ったレギュラー兵は禁断症状に倒れるか、あるいは観念して武器を置いた。
連邦の戦死者は三百名。帝国側は推定千二百。――数字はいつも、綺麗に並ぶ。
三日間の戦闘だった。最後の残党が降伏したのは2142年3月8日。
転送装置が機能していた事実は、統合司令部にとって看過できないものだった。帝国の指導層は逃げ延びている。民間人とイカイジンを含む多数の捕虜も同様だ。現在の推定では、およそ一万五千名が行方不明。
転送陣の再起動は試みられたが失敗した。マナがない。そして、構築された術式を再現できるだけの術者もいない。門を追うことは不可能だった。
赤城山の戦いは、FAR-03における帝国軍の最後の組織的抵抗となった。――同時に、サンライズ作戦の終結でもある。銃声が完全に止むより先に、戦場を地球の外へ移す議論は始まっていた。
数か月後、第44強襲レンジャー師団はFSV〈ヤマシロ〉へ乗艦し、第44軌道レンジャーとして再編される。
次は帝国本土だ。
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脚注
1) 円匙
連邦兵が標準装備として携行する折りたたみ式の多用途工具。鋸歯状の刃とピック機能を備える。連邦の基本教範では近接武器としての使用は推奨されず、銃剣または戦闘用ナイフの使用が原則とされる。ただしレンジャー教範では、状況に応じて携行装備すべてを武器として使用することが許容されている。




