リシエンヌ・デュ・花沢
連邦軍務行政司令部――資料番号[R-44-1BN-E-2141]
分類: ☐ 公開可☒ 内部使用のみ☐ 制限
個人情報
氏名: リシエンヌ・デュ・花沢
階級: 兵長
隊員番号: UFS-031341214137
所属部隊: 第44強襲レンジャー師団 第2大隊 E中隊 第3小隊 第1分隊
職務: 擲弾手/火力支援
生年月日: 2122-04-03
出身地: FAR-03 日本国 東京都
血液型: A
種族: エルフ(地球生まれ)
任意指定連絡先: ―
心理評価
評価者: 住之江 六花(上等兵・衛生兵)
評価記録
形式: 医務・人事合同面談(会話記録・抜粋)
出席者:
・住之江 六花(上等兵・衛生兵)
・リシエンヌ・デュ・花沢(兵長)
住之江:
前より治り遅いんだけど。
……はいはい、また無理してるでしょ。
花沢:
……いいえ。ただ、みんなの足を引っ張らないようにしてるだけです。
住之江:
それを無理って言うの。
自覚ないのが一番タチ悪い。
花沢:
……だったら。はい、少しだけ。
住之江:
伍長のペースに合わせなきゃいけない、って思ってるでしょ。
花沢:
分かってます。でも、私が遅れると気づくし……調整されるので。
それが、嫌なんです。
住之江:
「それが嫌」。
はいはい、いい子ちゃん発言いただきました。 で、自分で全部背負うつもり、と。
花沢:
誰かが、穴を埋めないと。
住之江:
埋めなくていい穴まで突っ込むのは、ただの自傷癖。 あなた、使い捨ての火力支援じゃないんだから。
花沢:
……そんなこと、言ってません。
住之江:
言わなくても顔に書いてある。
――あと、ちょっと。 その顔の傷痕、触るのやめなさい。
(短い沈黙)
花沢:
……癖です。
住之江:
あの騎士さぁ。
ほんと無神経。レディの顔にあんな深い傷痕残すとか、最低。
花沢:
……
住之江:
説明はいらない。 ただ、平気なふりはやめなさい。 それ、医者的にもアウト。
(さらに短い沈黙)
住之江:
信頼してるんでしょ。……森田伍長のこと。
花沢:
……はい。
住之江:
ならさ、心配させるのも任せなさい。 それが指揮官の仕事。
――だから、その傷痕、もう触らない。
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