森田龍己
連邦軍務行政司令部――資料番号[AR-44-1BN-F-2141]
分類: ☐ 公開可☒ 内部使用のみ☐ 制限
個人情報
氏名: 森田 龍己
階級: 伍長
隊員番号: UFS-031341314112
所属部隊: 第44強襲レンジャー師団 第2大隊 フォックス中隊 第2小隊 第3分隊
職務:班長
生年月日: 2121-10-12
出身地: FAR-03 日本国 東京都
血液型: O
種族: 人類(地球生まれ/SOL-03)
任意指定連絡先: カティヤ
心理評価
評価者: 瀬ノ戸小一(大尉)
森田龍己伍長は、一見すると軍人らしくない。本人もまた、兵士になるつもりなど決してなかったし、ましてやレンジャーになるなど想像すらしていなかった。ルナ基地の娯楽施設やスポーツルームよりも、本を片手に静かに静かに過ごす時間を選ぶような青年だ。
だが彼の内側には、確かな責任感が根づいている。他者がためらう場面で一歩前に出る癖。衝突が起きる前に仲裁へ回る姿勢。誰もやりたがらない役目を、淡々と引き受けようとする気質。
その性質こそが、彼を自然と分隊長の器へ押し上げた。
2141年4月8日、彼は訓練部隊において臨時班長に任命された。臨時のはずが、結局そのまま第44強襲レンジャー師団への正式配属まで務め上げている。
新型EG-41/iパルスライフルでは射撃手として資格を取得し、命中率は最大71%――フォックス中隊内で第三位の成績だった。近接戦闘においてはMk.IIaアンダースラング・ショットガンを好み、無謀ではなく状況判断に基づいて的確に運用している。
戦術交戦シミュレーションにおいては、彼の指揮能力が特に顕著だった。上等兵ハナザワ、一等兵キノシタ、一等兵フジワラ、そして森田の四名のみで構成された小規模チームを率い、制圧射撃と統制の取れた機動によって、数で勝る敵部隊を撃破してみせた。
力任せではなく、秩序ある動きで勝ち取った成果である。
しかし、森田には一つの問題がある。 権威との相性が悪いのだ。
私を含め、複数の評価者が彼の不従順な態度――特にナカムラ中尉とイガラシ軍曹に対する応答――を何度も確認している。反論の根拠は常に戦術的に正しい。だが、いかに正しかろうと、その伝え方は決して褒められない。
特に、いわゆる「身内」と彼が見なしている隊員が絡む案件では、その傾向が顕著である。
推薦事項:
班・分隊規模の指揮官として引き続き育成すべき。ただし厳格な監督下に置くこと。
放置すれば、彼の口は必ず問題を起こす。
だが、正しく導けば、彼の判断は命を救う。
これらの資料は『アーケイン・フロント』本編の補足として公開しています。
個人的な事情やスケジュールの都合で本編の更新が難しい日に投稿する予定です。
もし楽しんでいただけたら、ぜひ感想など聞かせてください!




