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夜の帳が下りる時




 驚愕に見開かれた灰緑の瞳が、次第に恐怖に揺らぐ様子を目にして、ヴァネッサは口の端を弓なりに歪めた。


「ヴァネッサ…」


「ごきげんよう。ファロンヴェイルのアルヴィス」


 侍女を従え、断罪者めいた威圧感を漂わせながら、部屋の中へゆっくりと足を踏み入れる。


「どこに隠れているのかと思えば、こんなみすぼらしい場所に居たなんてね。でもまぁ、あなたにはお似合いだわ。粗末な環境も、粗末な衣装もね」


 ヴァネッサは安っぽい侍女のお仕着せのような衣服に身を包んでいるアルヴィスを上から下まで舐めるように見下ろした。





***********










怪物と戦う者は、

みずからも怪物とならぬように心せよ。


汝が長く深淵を見入るとき、

深淵もまた汝を見入るのである。




『善悪の彼岸』より

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ










はじめまして!

雲井咲穂です。お初にお目にかかります。

「ナイトシェード」お楽しみいただけましたら幸いです。

こちらの作品はアルファポリスさん他でも掲載中です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

本編完結後12/29より 大規模な加筆修正・誤字脱字チェックを開始しました。

一時改稿終了ページの日付等詳細は、各ページ末尾のあとがきに記載させていただきます。


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