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Fly Daddy Again  作者: 正導日明
13/22

鬼退治

「お、レベルが2上がったみたいだ……ステータス」


愛千 央雅(男)

レベル:12

Job:瞬神(クロノス)の末裔/Lv.1

HP:1024/1032

MP:48/55

力:32

魔力:31

体力:32

精神:22

運:24

すばやさ:21


SP残高:36ポイント


スキル

JAZ【賢】:03 ・ 身体強化:05 ・ 炎:03 ・ 鳴:03  ・陸:03 ・ 海:03 ・ 空:03 ・ 癒:03 ・ 制:03 ・ 循:03 ・ 創:03

万能(オールラウンダー):02 

旅人(フォーリナー):01

時空移動(ジャンパー):01

先見の明(ヴィジョン):01



「こっちに帰ってきて、ステータスを見ると、やっぱり大幅に減少しているな」

『仕方がありません。 そうしなければ、当初の目的であった地球への帰還はおろか、過去へと戻る事もできませんでした』

「そうだな……まぁ、スキルが変わらずだった事がありがたい。 おかげで少ない魔力でここまで戦える」


俺は視線をゲートへと向ける。


「このゲートは壊した方がいいな」

『はい。 このゲートから濁気を感じます。 この先にもまだ複数の気配が確認できます』


あちらの世界にもこういった濁気が固まってできたゲートがあった。

これを野放しにしておくと、厄介なモンスターなどが、わんさか出てくるのだ。


「さて……この先も長いからな……MPを節約しないと―――」


俺は歩きながら、ゲートへと近づきつつ、必要最低限の【鳴】と【創】の魔力を練り、腕を上げる。

上げた右手に雷を纏い、それと同時に刀をイメージする。

すると雷が刃へと形作られていく。


「【雷斬一刀(らいざんいっとう)】」


ゲートに向け腕を振り下ろす。

すると、ゲートは真っ二つに割れ、消えていく。


「あちゃ~……あれだけでこうなっちゃうか~」


ゲートを壊した時に使った技の反動が腕にきたため、右腕が少し焼け焦げてしまった。


『仕方がございません。 本来なら武器に宿し扱う技です。 自身の手を依り代にしたらこうなります』

「武器かぁ……レグルスとウルニアはちゃんと良い子にしているだろうか?」

『ヘイス様が預かると言っておりましたが……分かりません』

「最後らへんで無茶をさせちゃったから、ヘイスさんが地球へ戻るまでに修復しとくと言ったけど、結局、間に合わなかったんだよなぁ」

『あの状態のまま持ち出しては近い内に壊れてしまいます。 現状ヘイス様程の腕を央雅様は持ち合わせておりません。 ヘイス様に預けとくのが賢明な判断かと。 ただ、今は無い物ねだりをせず、 その辺に転がっている物を代用――』

「いや、俺はあいつ達以外を使うのなら、自分の手を使う」

『はぁ……そう言うと思いました。 くれぐれも無理はなさらないでください』

「すまないね」

『央雅様のお体を管理するのも私の役目ですので』

「頼りにしてるよ、ジャズ」

『精進いたします』


俺はヒールを使い、手を治す。


「さて、MPを回復させながら進むとしますか」



+++++



先に進みながら、所々にあるゲートを壊しながら進んで行く。

そのおかげで俺のレベルは16へとなっていた。


「うん、順調に上がっているな。 地球に戻ったら、どうレベルを上げるかと悩んでいたけど、なんとかなった」

『ゲートも時間が経てばまた復活します。 その都度頃合いを見計らっていけばいいかもしれません』


ダンジョンも時間が経てば元に戻るのと同じで、ゲートも濁気が溜まれば現れる。


「ダンジョン産のモンスターと、濁気が集まってゲートから出てくるモンスターとでは、得られる経験値が違う分、強さが異なるからなぁ……まぁ、ダンジョン産のモンスターも強いのはいるけど、濁気から出てくるモンスターはやっぱり異質だよ」


そんなこんなで、倒し回ると、淡く光る円が目に入る。


『次の場所へと移動されますか?』

「その辺もあちらと変わらないんだな……もうここのモンスターは倒し回ったし、行かないって考えはない」


俺は淡く光る円へと踏み入れると、円がより眩しく光りだす。

俺は瞼を閉じ、光が収まるのをじっと待つ。


徐々に光が収まっていくのを感じ、次のステージへと移動したと思い、俺はゆっくりと目を開ける。


「お待ちしておりました」

「えっ⁈」


目を開けると、最初に視界に入ってきたのは、額に眼のある美しい女性が、笑みを浮かべ、俺の前に立っていた。


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