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私の大好きなドラゴン  作者: どら娘
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ゼガンの回想

※相棒が少女を拾ってきた。


相棒は勝手に話して、よく笑い、気楽で、

ガサツでいて、単純だが裏表がない。

私は怖いと思わないが、自分の顔を意外と気にしてる。

私は気難しいが相棒はそんな俺を何とも思わないあの性格がいい。



私と相棒は契約をしている。

契約すると


①人間と対等

②寿命を共有(片方が死ねば死ぬ)

③お互い強化される

④不老(一定の年齢に達したら)


だが、人間は契約した者同士しか婚姻・出産が出来ない

   竜は一生、番を持たない。(契約者しか興味がないから)


契約者にしか興味を持たないし、他はどうでもいい...

例外が、この※少女である。



私が話しかけている時は、この世界の言語だ....

だが、この少女は違う


私に話しかけてる少女は..............................

竜の言語だ。

少女が考えてる時はうっすらと考え・感情が分かるぐらいで、

※この国の世界の言語だが、


私に話しかけてる言語は竜の言語なのは謎だ....

竜の言語は古代語...竜にしか通じないし

契約者でも分からない。


竜同士の会話で決してこの世界の言語にも訳せないもの...。

だから、例え何を話したか説明を求められても訳せないようになっている

天の理みたいなものだ。


これから先、相棒にあの少女と話が分かるのか?と聞かれるかもしれないが、

答えれないし訳せない....。


何百年と生きたがこんな事は初めてだ。


この少女を知りたい・・会いたい・逆らえない

そして、

感じたこともない切ないような イトシイ?という感情.....

これは、きっとこれから出会う

全ての竜達が感じる事であろう。この感情は、なんだ...。



はるか昔、人間の醜い欲望に心底疲れ消え去った王龍の黒龍が

死に際に人間に救われ、

いつの日か復活する事を竜達に告げ、去ったと

言われる話は聞いた事があるが

何千年たっても竜を統べる王龍は誕生していない。

だが、消え去った王龍の記憶や感情はうっすらと(本能として)

竜達に受け継がれている。



本能が言ってる....


この少女は(絶対的な存在)だと..。

私はこの少女を守らねばならない...


そう本能が言ってる気がした。

だから、この少女が気になって仕方ない。




さっきは水辺で悲しみの感情が大きかったが、

相棒の発言でなにやら、少女の愁いも晴れたようだし

私も気晴らしして、戻るとしよう.............。


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