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私の大好きなドラゴン  作者: どら娘
2/48

自称いい人なオジさん

.............................................。

私は、森の中で怖すぎで何も言葉が出てこなかった。


でもしばらくすると、

今度は無性に叫びたくなり

(ああああああああああああああああああああああ)

と叫びながら森を走りまくった。


途中、何度も転んだり

草の枝で傷だらけになり、ようやく現実なんだと実感した。



その後は、ひたすら人がいる道を探して

水もなく、歩いて歩いて歩いて....


空腹で座り込んだら

今度は、とても

怖くて怖くてたまらくなってきた。

うずくまって震えていると

変な鳴き声が聞こえてきた。



ガサガサガサ


ガザガサガサ




音がするから振り返ったら


 (ガルウウ.......)



熊が牙を出しながら近寄って止まり

目が合った瞬間!!!


(グワッ...........)


飛びかかるように熊が

襲いかかるのをただ見ていた。




..................................................。

もう..終わりだと思った瞬間






ドンと音がした瞬間に熊がふっとんだ。




後ろ姿しか見えなかったが、

振り向いたら

顔はもちろん 目が、

だれが見てもヤバイ人認定な男が

大きな声で熊を倒したその場で叫んだ。



(おーい大丈夫か坊主!

 俺はちーっと

 怖い顔だから近寄んねーぞ

 盗賊じゃないって事だけ信じてくれ!!)



目が合い、見つめあった後、

ううううわー-------------------ん

と叫ぶように泣いてしまった。


両手を挙げながら近寄らず立って


(やっぱ俺、怖い顔してるだろ

 落ち着け!な・落ち着け!

 俺はいい人 俺はとーってもいい人)と何度も繰り返し言ってた。


普通 いい人だなんて

自分で何度も言う人ほど

正気だったら、信じないかもしれないけど


(俺はいいひと)と叫ぶ姿が面白く安心して

更に泣きじゃくりながら、すがるように走った私は

オジサンに抱き着いて




意識がおちた

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