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第3話 美幼女発見!

読んで下さりありがとございます!

ブックマークが3件もついてて驚きました!

嬉しくなっちゃったので、今日の2話目を投稿します。

 なんだかんだで私、3歳になりました!赤ちゃんの頭だから吸収が良いのか、たどたどしいがだいぶこちらの世界の言語で普通に話せるようになってきた。


 3年間、こちらの世界で暮らす中で、いろいろと分かったことがある。まず、こっちでの私の名前はへレーナというらしい。両親からは愛称としてレーナと呼ばれている。可愛い名前でよかった。


 そして、うちは男爵家で苗字はシュルツ、子供は私1人。当主の父の名前はハンス、母の名前はクリスティーナだ。あのおじさんはセバスチャンという名の執事で、まだ私は子供でできないことが多いので、いつも世話をやいてもらっている。


あと、私以外にこの家にはもう1人の女の子がいる。年齢はたぶん6歳くらい。いつもメイド服を着てるからメイドちゃんなのかな? こんな小さいのに働いてるなんて偉い。この子はいつも父にくっついている。どこに行くのも一緒なので、父のことが大好きなんだろう。


貴族というのはたくさんのメイドや執事を抱え込むものだと思っていたが、うちは男爵家ということであまりお金に余裕がないため、セバスチャンとメイドのソレイユちゃんの2人だけらしい。それにしても、執事のおじいさんの名前がセバスチャンだと知った時には感動した。やっぱり執事はそう来なくっちゃ。


 そして、何よりも大事なのは、私についてだ。3歳になったぐらいの時、父と母の目を盗んで母の寝室に忍び込み、踏み台を使って、背伸びして母の寝室の部屋の棚に入っていた鏡を覗いて見たのだ。


 そしたら、なんと……、超絶美幼女が映っていたのだ! 整った顔立ちに小さめの鼻、 くっきりとした二重に紫色の瞳、銀髪のセミロングの髪、ニコッと笑った時に見える八重歯。


顔立ちは母親似で、瞳の色は父親似で、銀髪は両方とお揃いだ。


 自分の鏡に写った姿を見た瞬間、自分の目に映った美幼女に驚き、踏み台から足を踏み外してしまった。


  「ガッシャーン!」


 私は、床に身を投げ出された。


  「うぐぅ……。いったぁ。」


 床に打ちつけたお尻をさすっていると、セバスチャンが部屋に入ってきた。セバスチャンは入ってくるなり、状況を察したようだ。


  「お嬢様、お怪我はないですか? 危ないことはしないよう申しあげたはずですが。」


 私は、美少女の必殺笑顔! ってことでセバスチャンの方を向いて、ニコッとするが、


  「確かにお嬢様は大変可愛らしいですが、笑顔を向けても危険だったことには変わりありませんよ。」


  「うぅぅ。ごめんなちゃい。」


  「まったく、お嬢様はお転婆っ()ですね。ご当主様と奥様には伝えておきますよ。次からこのような危険なことはなさらないで下さいね。お二方が心配なさいますよ。」


  「……はい。」


 セバスチャンに怒られてしまった。

 ものすごーく不服なんですけど!

危険なことしてたのは悪いと思うけどさ、 だって、母のクリスティーナも父のハンスも顔立ちは整っているから、自分もそこそこ可愛いかなー? とは思っていたけど、鏡見てみたら、自分が想像以上に超絶可愛いんだよ? そりゃ、テンション上がるじゃん!前世でこんな可愛い子見つけたら、まわりの目なんて気にせずにすりすりしちゃうよ!



 その日の夜、1つのテーブルを囲んでの夕食の時に、父と母はセバスチャンから事の顛末を聞いたわけだが、


  「レーナはお転婆だなぁ。子供は元気が一番だぞ、レーナ。ほんとに母さんに似て可愛いなあ。」


  「もう、あなたったら、あなたもいつもかっこいいですわよ。」


  「クリスタ、そんなこと言ったら、照れるじゃないか。」


 なんか、私の目の前でイチャイチャしだした。


 リア充め、爆発しろ。そう思いながら、私は、父と母に対するささやかな報復として、フォークとスプーンで食器をガチャガチャと音を立ててたたく。


 すると、すかさず後ろで控えていたセバスチャンが、


  「お嬢様、はしたないですよ。」


 と言ってくる。うぅぅ、解せぬ。



 こんな感じの名付けて『 私、美幼女(?)に気づいちゃう事件』あったわけで、それがこの3年間の1番大きな事件かな。

へレーナは、身体がまだ子供なので、普通に話そうとしても、子供の言葉になってしまいます。

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