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第18話 ふぁんたじー

「よーし、魔法の練習始めるよー!」

「「はーい!」」


 私達は今、リビングに集まっている。今日から魔法理論ではなく、実践を始めて行くのだ。やっほー、ファンタジーだー!


「今日は、魔力の流れを理解して、自力で簡単な魔力操作ができるようになろっか。あと、魔力量の測定もしないとねー。」


「はーい!」


「じゃあ、昨日、ルチアちゃんから魔力を引き出してもらって、ネックレスに注いだ時に魔力の流れを感じたと思うんだけど、その復習からしてもらうね。レーナちゃんには立派な魔法使いになってもらわなきゃね! ()の有名な『ケッツァー(異端者)』の首領たるグリセルダが魔法を指導するんだから☆ ルチアちゃん、レーナちゃんの魔力を循環させてあげて。」


「はーい! ボク、頼まれましたぁ!」


 ルチアちゃんはそう言って私の両手とルチアちゃんのそれぞれの手を繋いでくる。

 魔力を流したのだろうか。私の魔力が右手から出て、ルチアちゃんを通って、私の左手からまた戻ってくるのがわかる。


「レーナちゃん、今、魔力が流れているのを感じるでしょ? 今度は自分でやってみて。今日はそれができるようになればおっけーかな。」


 ルチアちゃんが私の魔力を循環させるのをいったんやめる。私は、さっきまでルチアちゃんがやってくれていたように、イメージし、身体の中の魔力を右手から出して、ルチアちゃんを通し、また左手に戻ってこさせ、循環させる。


「え!? レーナちゃん、もうできるようになっちゃったの?」


 ルチアちゃんが驚いている。どうやら、成功したようだ。


「もうできるようになったの!? どんな化け物になるか将来が楽しみだわ。」


 化け物にはならないよ! そう私は心の中で叫んでいるのと、グリセルダさんは私とルチアちゃんの手をとり、外へと向かう。何をするのかな?


「もう魔力操作ができるようになったみたいだから、実際に魔法を練習しよう!」


「えっ! やったぁ!」


「レーナちゃん、頑張ろーねっ」


「うん!」


「やってもらうのは、初級魔法の【ホーリークーゲル】よ。光属性の魔法はあまり攻撃魔法がなくて回復魔法が多いんだけど、これは光の球を相手にぶつける攻撃魔法ね。光の球だから痛くないと思うかもしれないけど、当たるとけっこう痛いのよ。他人に向かって撃っちゃダメだからね?」


「はーい!」


「あ。あと、初級魔法だし、威力はそこまで求めてないからルチアちゃんは見学ね。レーナちゃんは微精霊に力を借りて。」


「「え〜、 ルチアちゃん/レーナちゃん と一緒じゃないの〜。」」


「しょうがないでしょ。ルチアちゃんといつも一緒にいられるわけじゃないし。これもレーナちゃんのためよ?」


「う〜。」


「つべこべ言わないの! おねーさん、怒ると怖いわよ〜。」


「うっ、わかりました。」


「よしよし、素直なのはいいことよ。じゃあ、説明していくわね。まず、魔法を使うのに微精霊に魔力を引き出してくれるようお願いするの。お願いします、力を貸してくださいって念じていれば、精霊に嫌われてない限り、力を貸してくれるわ。そのあとは、どのような魔法にすればよいかイメージして魔力を練って放出するだけだから。私は光の中精霊とは契約していないからお手本は見せられないけど、代わりにほかの属性の【ホーリークーゲル】にあたるものを見せるわ。」


「【ファイアクーゲル】【ウォータークーゲル】【アースクーゲル】【エアクリンゲ】」


 グリセルダさんが詠唱すると、グリセルダさんの手のひらから魔法の小球が発生し、10メートルほど離れた所に次々と着弾して小爆発が起こる。えっ、か、か、かっこいい!! 私もあんな感じにできるように早くなりたいなー。


「すごいですね!」


「ありがとう。今のが、火属性の初級攻撃魔法の【ファイアクーゲル】、水属性の初級攻撃魔法の【ウォータークーゲル】、地属性の初級攻撃魔法の【アースクーゲル】、風属性の初級攻撃魔法の【エアクリンゲ】よ。初心者は魔力を引き出してもらった後、イメージして魔力を練る際に魔力を霧散させがちだから、初めのうちはイメージしやすいよう詠唱をするといいわよ。まあ、レーナちゃんなら直ぐにこれくらいできるようになるよ。がんばって! じゃあ、れんしゅーいってみよー!」


 それから私は、練習を頑張り、なんとかその日のうちに、まだ威力も高くないし、命中の精度もだいぶ悪いけど魔法を撃てるようになり、今日の練習は終わりになった。


「そういえば、グリセルダさんって、精霊と契約しているんですか?」


「うん。してるよ〜。出ておいで、イアソン。」


 グリセルダさんが声をかけると、近くの物陰からふわふわ〜っと小さな人? が飛び出してくる。前世でいうティ○カーベルみたいな感じかな?深緑色の髪がふぁさっと揺れた。

 グリセルダさんの中精霊は、私達の前へやってくる。


「ちょ、隠れてたんだけど……。紹介に預かりましたイアソンです。そこのグリセルダの中精霊で、風属性です。」


 か、可愛い♪ ちっちゃくてふわふわしてる〜。よく見たら男の子みたい。 ま、ルチアちゃんの方が可愛いけどねッ。




 こうして私達は今日も魔法の練習をするのだった。


改稿)誤字が2箇所あったので、直しました。 2月3日

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