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第16話 ついに契約(b`>▽<´)-bイエーイ☆゛

「じゃあ、さっそく魔法の授業を始めていきましょう!」


「「はーい!」」


 ベンさんが出かけて行った後、魔法の授業をすることになった。魔法って、ファンタジーっぽいので結構楽しみだ。今、私とルチアちゃんは、ソファーに並んで座り、グリセルダさんは、テーブルに腰掛けている。ルチアちゃんは、別にグリセルダさんの魔法の授業を受けなくてもいいんだけど、受けたいと言って参加している。


「と言ったはいいものの、今日は魔法を使うんじゃなくて、魔法理論を説明していくよ。何事も基礎が大事だからね。」


「じゃあ、レーナちゃん、問題です! じゃかじゃん! 魔法はどうやって発動させるでしょーか? あ、レーナちゃんへの問題だから、ルチアちゃんは答えちゃダメだよ?」


「はーい!」


「あ、それ、セバスチャンにおしえてもらったからしってる! せいれいにからだのなかのまりょくをひきだしてもらって、イメージして、ほうしゅつするんだよね!」


「せいかーい! パチパチパチ〜」


 グリセルダさんは、口でパチパチと言いながら拍手してくれ、詳しく解説してくれる。


「そうだね、じゃあ、詳しく説明していくね。術者の周囲の微精霊、もしくは、契約した中精霊以上の精霊に呼びかけて体内の魔力を引き出してもらうんだよ。それぞれの精霊について話すと、まず微精霊は、私達には見えないけれど、私達の周りには沢山いるの。精霊の扱いに慣れてくると、微精霊達の気持ちが何となく分かるようになるわ。中精霊は、10センチくらいの大きさで、古い木や泉などといった歴史があるものにたまーに住み着いていて、仲良くなって気に入ってもらうと契約できるの。大精霊はというと、まあ、ほとんど見かけないね。私達でいう6歳くらいの子供の姿をしているわ。それで、神代精霊となると、200年に1度、目撃情報があるかどうかって感じかな。見た目は、まあ、あなたの横を見ればわかるわ。」


 グリセルダさんがそう言うので、隣をチラッと見る。ルチアちゃんは、…………寝ていた。


「じゃあ、次は、魔法の属性について話すね。基本4属性は、火、水、地、風で、他には、光、闇があるの。光と闇には、微精霊がいなくて、中精霊以上しかいないから、その2属性は、使える人が少ないわね。相性は、火属性は風属性に、水属性は火属性に、地属性は水属性に、風属性は地属性に、光属性は闇属性に、闇属性は光属性に強いわ。精霊は、力関係を気にするから、2人精霊がいる時、相性がどちらか1人がもう1人に強いと、仲が基本的に悪くなっちゃって、だから、同じ人にそう何人も精霊は基本的には契約してくれないのよ。」


 グリセルダさんは、一息つき、隣に置いてあった紅茶を一口すする。


「次は、魔法の発動について話すよ。魔法には、放出型のものと身体強化型のものがあるの。放出型の魔法が得意だと魔術師に、身体強化型が得意だと騎士になれて、給料が高いし、かっこいいから庶民の憧れの職業なのよ。どちらの型の魔法も一流だと、魔導騎士って呼ばれるエリートになれるんだけど、まあ、ほんのひと握りだね。ちなみに私は、魔術師ね。これでも、けっこうおねーさん、有名なんだよ? 」


「へぇー、すごいですね!」


「うふふっ、ありがとう。おねーさん、今、とっても幸せだわぁ。それじゃあ、魔力を感じ取る練習からっていきたいところだけど……、隣で寝ているルチアちゃんとは契約したの?」


「あ、まだです。えっとぉ、けーやくのしょくばいがないらしくてできてません。」


「あら、そうだったの。じゃあ、おねーさんにまかせて? 光の精霊だから……ダ…ヤ…ンドか。」


 グリセルダさんさんは、ブツブツと言いながら部屋を出ていってしまった。何をしに行ったのだろう? ルチアちゃんの寝顔でも見ながら待つとするか。


 ルチアちゃんのほっぺをツンツンして待っていると、グリセルダさんが戻ってきた。


「へレーナちゃん、見てみてー!」


 器状にした手のひらの中身を私に見せてくる。ネックレス? っ!? コレってダイヤモンドのネックレス!?


「じゃーん! 綺麗でしょー!」


「うん! コレってものすごーくたかいんじゃないですか?」


「まあ、普通に買ったら高いんだろうけれど、それ、前にまあ、いろいろあって貰ったやつなんだよね。だからそれをレーナちゃんが触媒に使いな。そのネックレスも可愛い子に使ってもらって本望ってやつだよ。」


「ありがとうございましゅ!」


「どーいたしまして♪」


 グリセルダさんは、にこにこしながら私の頭を撫でてくる。けっこう心地よい。そういえば、ここ3週間誰にも頭撫でられてなかったなあ。お父さん……、お母さん……、なんとか私、強くなって助けなきゃ。


「じゃあ、さっさと契約しちゃいましょーか。」


「はーい! ほら、ルチアちゃん、おーきーてー!」


 例に漏れず今日の朝同等またルチアちゃんをゆさゆさする。


「ふぇ? あ、レーナちゃんおはよぉー。どーしたの?」


「いまからけいやくするよ! じゅんびするならじゅんびして!」


「あ、そうだね。」


 ようやくルチアちゃんは覚醒したようだ。それからルチアちゃんはソファーの上に正座して姿勢を正し、私の方に向き直ると、ルチアちゃんの纏う雰囲気が変わる。おっ、なんかルチアちゃん、キリッとしだした。私もルチアちゃんに合わせて正座し、ルチアちゃんの方を向く。


「じゃあ、レーナちゃん、始めよっか。おっ、このネックレスが触媒かな? まだレーナちゃんは魔力を感じるのに慣れてないはずだから、今回はボクが触媒に魔力を注ぐ際に補助するね。」


「うん。ありがと。」


 ルチアちゃんは、テーブルの上にあったダイヤのネックレスを手に取り、私に渡してくる。


「レーナちゃんは、これを右手の手のひらにのせて。」


 私は言われた通りにする。いつもと違ってルチアちゃんがシャキッとしてるから、なんか、緊張する。


「こう?」


「うん。そしたら、気持ちを落ち着かせて、手のひらに身体の中の力を集めるような感じに全身に力を込めて。あとは、ボクがレーナちゃんの魔力を引き出して、レーナちゃんの魔力とボクの魔力を注ぎ込むから。」


 私が言われた通りに、うーんと手のひらに身体の中のものを集めるようにする。が、何も感じない。


「じゃあ、いくよ。」


 ルチアちゃんは、私に一声かけ、私の手のひらをルチアちゃんの右手のひらと左手のひらでサンドイッチする。


「汝、吸血鬼の子へレーナ、」


 ルチアちゃんは詠唱を始めた。私達の手にサンドイッチされているネックレスからほんのりと光が漏れ出し、私は目を奪われる。綺麗だな……。


「我と契約しその契約に従いて力を行使せんとする者よ、我は光の神代精霊ルチアなり。」


 私の身体の中から何かがするすると手のひらを通して出ていくような感覚があるのだけれど、これが魔力というものなのか。この感覚が少し気持ちいい。


「精霊神エクレシアの名のもとに汝と契約することをここに誓わん!」


 ルチアちゃんは詠唱をピタリとやめる。すると、私の身体から出ていく魔力の流れと発光がとまる。どうやら、契約は完了したのかな?


「はい、これでおしまい♪」


 ルチアちゃんは、キリッとしていた面持ちを一転させて私に向かって悪戯っ子のような笑みで微笑み、ネックレスを首にかけてくれる。ルチアちゃんの可愛い表情に少しドキッとする。ああ、私が男だったら、落ちてたな……。


「ねー、今のルチアちゃんかっこよかった!」


「な、なんか改めて言われると照れるな……。えへへっ」


 うーん、照れてるルチアちゃんも可愛いな……。なんか、『契約の儀式(?)』が終わってから、言葉では上手く表せないけど、絆とは違って、んー、心のつながり? みたいなのが感じられる気がする。これが契約ってものなのかな?


「お、契約できたみたいだね。おめでとう、レーナちゃん。いやー、それにしても神代精霊と契約した人物なんてレーナちゃんが史上始めてじゃない? もしいたとしてもそれこそ伝説だね。」


「ん、ありがとうございます!」


「じゃあ、明日から魔法理論だけじゃなくて、実践練習を始めていこっか。っていっても、魔力を感じるところからね。いい?」


「「はーい!」」


 こうしてレーナちゃんとの契約は無事完了して、今日はお開きになった。これで、私も魔術師への1歩を踏み出せたわけだ。

 よし、明日からの練習、ルチアちゃんとの二人三脚で頑張るぞ! えい、えい、おー!

タイトルはノリでつけました。(いいタイトルが思いつかなかったんだよぉ)


やっぱり3日に1回ぐらいは投稿できたらいいな……。


これからも頑張ります。


そら

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