マイクロ波について
日本国内で95GHzという高周波の電波を発生させれば、明らかに違法であり、逮捕される可能性がある。しかし2.45GHz付近のマイクロ波であれば目をつけられにくい。なぜなら、先ほど書いたようにこの周波数は電子レンジで使われている周波数で、電子レンジは日本中どこにでもあり、マイクロ波は毎日どこかで発生しているからだ。
実は筆者は電子レンジのそばにいるだけで頭が痛くなる電磁波過敏症である。この文章はその対策メモなので、一般人には関係ないはずなのだが、全く無関係ともいえない。マイクロ波には危険性があるといわれているからだ。
マイクロ波の危険性とは、発がん性である。
有名なのは、IARC(国際がん研究機関)による高周波電磁波(30kHzから30GHz)の発がん性分類だ。IARCはWHOの研究機関である。2011年5月、IARCは高周波電磁波をグループ2B(発がん性の可能性あり)に分類した。携帯電話と発がん性、もっとはっきり書けば脳腫瘍との関係については多くの研究がある。その結果はどうかというと、「リスクあり」と「リスクなし」が混在し、はっきりとはいえないのが現実だ。従って危険性の判断は読者にゆだねるしかない。
しかし、個人的な見解を書いておく。何度も書いてきたように、電子レンジで発生するマイクロ波は2.45GHzである。この周波数の電波は水分子に吸収され、強力に振動させる。生卵を電子レンジに入れてチンすれば、30秒でゆで卵ができることは誰でも知っている。卵の白身は目の硝子体と似た構造をしている。それがわずか30秒で破壊されてしまうのだ。読者は猫を電子レンジに入れる凶悪な動画を見たことがあるだろうか?
例えばスマホが発生させるマイクロ波は2.45GHzではない。しかし、Wi-FiやLTE、4Gの周波数は2GHz近辺である。当然ながら、基地局とスマホ本体の近くが一番電界強度が高い。そんなものを脳のすぐそばに置いて、脳に何の影響もない、と考えるほうがどうかしている。