マイクロ波発生装置を作ろう!
突然だが、Active Denial System (ADS) という名前を聞いたことがあるだろうか。ADSは米軍の電磁波兵器である。Wikipediaにも項目があるし、YouTubeにも動画があるので、実物を見たい方は検索してみるといい。
ADSはミリ波と呼ばれる、95GHzの電磁波を人体に照射する。照射されると、体中が発熱して、耐えられなくなるという。非暴力手段による、暴動鎮圧のための指向性エネルギー兵器である。このように、現実はSFより先を行っている。電磁波兵器は実在する。他にも、LRADやMEDUSAと呼ばれるシステムが存在する。いずれもYouTubeに動画があるので見ることができる。なぜか日本のメディアでは全く報道されない。
ところで、同じような兵器を個人でも作れると書いたら、信じてもらえるだろうか?
実は、簡単に、しかも10000円以下で作ることができる。ただし、電波法違反になるので作るのは自己責任でお願いしたい。逮捕されても、筆者は一切責任を持たない。
用意するのは、リサイクルショップで買ってきた中古の電子レンジと、ドライバーなどの工具類だけ。
まず、電子レンジを分解する。そして高圧トランス、コンデンサー、マグネトロンなどの部品を取り出す。使いたいのは、この「マグネトロン」という部品だ。マグネトロンにつながっていたトランスや、コンデンサーを接続して、いらないスイッチ類を取り外す。あとはコンセントにつなぐだけで、「DIYマイクロ波発生装置」が完成する。
電子レンジの本体は、電磁波を遮蔽するシールドを兼ねているので、取り外しただけで発生するマイクロ波は10倍どころではないはずだ。直接測定したわけではないが、100倍以上の電波強度になるだろう。発生するのは2.45GHzのマイクロ波で、ADSの95GHzよりはエネルギーも弱いし、効果もない。ならば問題ないかというとそうでもない。マイクロ波にはいろいろと問題があることがわかっている。
電子レンジから取り出したマグネトロンとは、もともとレーダーに使われていた電磁波発生装置である。真空管とコイルを使って電波を発生させる。
ちなみにYouTubeには、あのでんじろう先生が電子レンジを分解している動画がある。マグネトロンで直接マイクロ波を発生させているわけではないので、違法ではないだろう。しかし彼以外にも、マグネトロンで実験している動画が多数ある。明らかに電波法違反である。