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―3―お仲間だった1
この小僧は、聖史というらしい。
何も知らないようだし、あの野郎から
逃げて来たらしいから、話してやる事にする。
あの野郎が転生者だと言うと
やっぱりという顔をした。
……物陰から視線を感じるな。
そう言えば、手先の女がいるって話していたな。
噂も聞いた事がある。
あの物陰に隠れている奴か?
だが殺気はないな。様子を見るか。
そして彼女は、接触を図って来た。
それは予想通りだが、予想外の事もあった。
あの野郎は人間か――彼女は俺にそう聞いた。
俺はピンときたさ。




