冒険者登録
さて、ここが冒険者ギルドか。
登録をするときには大体テンプレで絡まれるんだが、絡まれないことを祈るか。
「あー、冒険者登録をしたいんたが?」
「はい!分かりました!
まずはこちらの紙に名前と職業をお書きください!」
…ずいぶんと元気な受付嬢だな。
しかし、名前か。
そのままの名前にすると、あいつらが偶然を装って会いに来るかもしれないしな。
「これでいいか?」
「えーと、名前がソータで、職業が剣士ですか!
はい、大丈夫です!
これが、冒険者カードとなります!
無くさないでくださいね?
冒険者についての説明は必要ですか?」
「ああ、よろしく頼む。」
「分かりました!
冒険者ギルドは、ランク制でS~Fまでのランクがあり、依頼を受けるとランクが上がっていきます!
魔物の素材を買い取ったりもしています!
ソータさんは今はランクFです!
依頼を受けるためにパーティーを組んでも構いません!
パーティーを組んだ場合報酬はそのままの金額なので注意してください!
ちなみに、私の名前はニーナっていいます!
よろしくお願いしますね、ソータさん!」
「あ、ああ、よろしく頼む。
早速だが、以来を受けたいんだが。」
「そうですね…
ソータさんは登録したてなので、このゴブリン討伐はどうでしょうか?」
ふむ、ゴブリン討伐か。
まあ、肩慣らしにはいいだろう。
「ふたつくらい質問していいか?」
「どうぞ!」
「じゃあ、まずひとつ目。
ランクが自分より高い魔物の素材を売るのはできるか?」
「はい!
大丈夫です!
ただその場合ギルドカードの討伐履歴を見させていただきます。」
「…ちょっといいか?」
「はい?
なんでしょう?」
「ギルドカードの討伐履歴ってなんだ?」
「えーと、ギルドカードには、討伐したモンスターを記録する魔法がかけられています。
ギルドにある専用の機会を使うと、討伐履歴を見ることができるんです!
これで大丈夫ですか?」
「ああ、分かった。
じゃあ、ふたつ目だ。
同じ冒険者で戦ったとする、それで相手を殺してしまったらどうなる?」
「えーと、普通なら犯罪です。」
「普通は、ということは例外もあるのか?」
「はい、まずは相手が襲ってきた場合です。
相手が襲ってきた場合、正当防衛となり、犯罪にはなりません。
また、決闘などで殺してしまった場合も、殺害が許可されていた場合も大丈夫です。」
「分かった。ありがとう。
じゃあ、ゴブリン討伐を受させてもらう。」
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