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城の外へ

「さて姫様、俺は城を出ていきたいのだが、了承をもらっていいか?」


「…どうして勇者様より強いのに、魔王を討伐せずに出ていくのですか?

最後の一撃は、私から見てもすごく洗練されていて、少なくてもただ巻き込まれた人が出せる技ではありません…

なのになぜですか?」


ふむやはり一閃はまずかったかな?

まあ、やってしまったことは仕方がない。


「俺は、自由に生きると決めたんだ。

もう、悔いを残したくないしな。」


「悔い…ですか?」


「いや、何でもない。」


思わず無駄なことを喋ってしまうとこだったな。

そんなことより、返事を聞こう。


「で?

返事はどうだ?」


「…分かりました。

ですが、魔王を倒したあと、もとの世界へ戻るときは…」


「いや、俺は帰らないぞ?

そのために、出ていくんだからな。」


そう、俺はこの世界で生きていく。

もう、強制送還されたくないしな。

そのために、魔王と勇者の和解も考えておかないとな。


「そうですか…

分かりました。」


さて、話は終わりだ。

特に準備するものもないし、もう行くか。


「あの、お金は…」


「いや、大丈夫だ。

この世界には、冒険者っていうのはあるか?」


「はい、ありますが…」


「なら、それで金は稼ぐから大丈夫だ。」


まあ、その他にも前の異世界で集めていた宝石とかを売れば金になるしな。


「そうですか…

分かりました。」


「じゃあ、行かせてもらうぞ。

まあ、仕事でまた会うかもしれないが、また会えたら会おう。

あと、あの勇者に伝えておいてくれ。」


まあ、戦ったとはいえ同じ故郷の者だし、死んだら気分が悪いからな。

ちょっとぐらい異世界の物をあげてもいいよな。

どうせ宝石も売るかもしれないんだし。


「コレを完璧に使えるようにならなきゃ、俺は倒せないぞ、と伝えておいてくれ。」


そう言って、異世界の聖剣を姫に渡す。


「これは?」


「俺が作った物だ。

勇者に渡しておいてくれ。」


さて、行くか。


「じゃあな。」


さて、やっと王城を出れるな。

王城を出るまで結構時間がかかったな。

王城で色々あってお腹が空いたな、王城を出たらまずは飯を食べよう。

っと、その前に冒険者登録をしないと飯も何もないな。

さて、それじゃあ行きますか。

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