自由への一歩
「どうやら、無事に転移できたようだな」
俺こと相良 蒼汰は一度ここではない異世界に召喚され、世界を救った者…まあいわゆる勇者ってやつになり、その世界を救ったのだがなぜか地球へ強制送還させられた。
そして、今回違う世界へと転移させられたらしい。
「ここはどこなんだ?」
「さあ、わからないけど異世界なんじゃない?」
「それより、あそこの人はどなたなのでしょうか?」
今話している奴らが今回召喚された勇者か。
男が一人と女が二人か。
話しているのを聞いた限り、もとの世界では知り合いらしいな。
そんなことを思っていると、俺の前方にある扉が開かれた。
「ようこそ勇者様方、といいたいところですが一人多いですね。
本来なら三人のはずなのですが。
まあいいです、勇者様方『ステータス』と唱えてみてください。」
「「「「『ステータス』」」」」
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名前 相良 蒼汰
称号 召喚に巻き込まれし者 世界を救った者 限界を超えし者 竜殺し etc…
年齢 18歳
スキル
戦闘術EX 鍛冶EX 家事EX 馬術EX 全属性魔法EX 全属性耐性EX 隠蔽EX 鑑定EX etc…
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おかしい…向こうの世界ではスキルレベルは10までのはず、なぜEXまでいっているんだ?
ステータスの端に何かあるな、これはメールか?
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件名 スキルの事
内容 コレを見ているという事は無事に転移できたようだね、さてスキルのことだが、今回召喚された者には必ずスキルを与えなければならない、と言ったことを覚えているかな?
君は大抵のスキルを持っているからスキルを与えるのは無駄だと判断してスキルレベルを上げる事にしたんだよ。
一応、君が持ってるスキルのレベルは最高の値であるEXにしておいたよ。
でも気を付けてほしいのは、この世界世界で新しく獲得したスキルのレベルは1だから注意してくれ。
では、いい人生を送ってくれよ。 神より
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なるほど、そういうことだったのか。
そう思っていると、
「皆様、『ステータス』の確認は終わったでしょうか?
それでは本題に入らせていただきます。
皆様には、魔王を倒していただきたいのです。」
ふむ、どの異世界でも平和な世の中は無いものなのか?
第一、帰れる条件も聞かないで受けるやつなんているわけ…
「それは、魔王によってこの世界の人々が苦しめられているんですか?」
「はい…そうなのです。
この国はまだ無事ですがいくつかの国はやられてしまいました。
このままだと、いずれこの国も…」
「分かりました、俺に任せてください。」
…おいおい!まじか、この勇者は。
帰れるかどうかも分からないんだぞ、それなのにどこの何とも知らない国を、世界を救うだと?
まあ、俺には関係ないことだし別にいいか。
「では、早速勇者様方には王城に来ていただき、準備をしてもらいましょう。」
そう…
「あー、悪いが俺はこの件は参加しないぞ?」
俺には関係ないことだから。
誤字、脱字等ご指摘お願いします。