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某くんとココアちゃん  作者:
本編
8/12

08 俺の決意と覚悟

心愛ちゃんは俺の家でを引き取ることになった。






あの時

「あんた引き取るって…」

「あぁー」

「心愛ちゃんが来たいって言ったらね」

「わかった」

返事をすると部屋の隅にいた心愛ちゃんのもとに行く。





「心愛ちゃん…」

呼ぶと心愛ちゃんは今俺に気が付いたように顔を上に向けた。




「……なに?お兄ちゃん」

「これから俺の家で暮らさないか?」

「お兄ちゃんと?」

「あぁー」

「けど…」

「帰りたい時に帰っていいから」

「………」

「心愛ちゃん?」

「……暮らす」

「そ、じゃー帰ろっか」

「うん」






この日から俺の家で心愛ちゃんも暮らしている。




心愛を家に連れて帰ってからもまだ、心愛は一度たりとも人の前で泣いていなかったのであった。

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