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某くんとココアちゃん  作者:
本編
1/12

01 プロローグ

毎日夜遅くまで遊び歩いてたり、家に帰らない日もあったりした。






親父は寺の住職であり、寺の家系で育った俺は小さい頃何事にも厳しく育てられた。

友達と遊ぶ事も限定されていてほとんど家と学校の往復ばかり繰り返されていた日々

お経を暗記させられたり、写経や精神鍛錬のために座禅もしなくてはならない日常を送っていた。



そんな日々がその当時の俺には耐えられなかった。



中学でいろんな友達が出来、その頃から俺は親父に反抗してきた。


いつの日か写経や座禅などをしない日が出来てきてそれが日に日に増えてきて

中学を卒業する頃には一切しなくなった。

短かった髪もだんだんと伸びてきたりもした。


これでも習慣か勉強も仲間よりかは断然と出来ていて、高校へと通うことが出来た。



月日がたつたびに、伸びていた髪を切ったりまた伸ばしたり、髪の色を変えたり、剃り込みをしたりしていろんなヘアアレンジをしていた。



そして、行き付いたのが今の髪型



 スキンヘッドだった。



スキンヘッドにしてからは一度も髪を伸ばさずにしてきた。


目がたれ目だったのが嫌いで少しでも吊り上がってるように見せるために目じりに赤いラインを引くようにもなり、さらに両耳に某の誕生石であるルビーのピアスを付け、左耳に黒のフープステンレスピアスを付けるようにもなっていた。



夜遅くまで遊んだり、家に帰らなかったり、喧嘩を売られれば買ったりして

何人ものツレや仲間と遊ぶ生活を送っていた。


その頃俺はぞくによるヤンキーと言われるようになったいてた。





それは突然だった。




半ば親に飽きられていて連絡を一切取っていなかった母親からメールが送られてきた。



【お父さんが倒れた】



の一文で



久々に家に帰ると今までピンピンしていた親父が痩せこけていて布団で横になっていた。


それから数日が経つと親父はこの世から去って行った。


親父は死ぬ直前に


「寺はお前にまかせた」


と言って目を閉じた。



それから、俺は半ば強制的に世間的にいうヤンキーから寺の住職になった。 

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