セッ○スしないと男に戻れない呪い
「セッ○スしないと男に戻れない呪い?」
話を聞くに目の前の美少女は俺の親友らしい。呪いで女になってしまったみたいだ。
「ああ、困ったものだ。オレには婚約者がいるというのに」
「 婚約者もびっくりだろうな」
「このままでは婚約破棄されてしまうかもしれん」
「それは大問題だな」
「そこでお前に頼みがある。それは――」
「ちょっと待った」
「オレと――え?」
親友が何を言おうとしてるかだいたい想像はつく。だがその前に確認しなければならないことがある。
「そのセッ○スの相手って女でもいいんじゃないか? だって男って指定されてないし」
「お前……天才か?」
次の日、親友は男に戻っていた。親友と婚約者の雰囲気が変わっていた。
◆
「男とセッ○スしないと男に戻れない呪い?」
この前の美少女が目の前にいる。どうやら親友はまた呪いにかかってしまったらしい。
「今回は男と指定されてしまった」
「対策してきたな」
「この前の手は使えん」
「そこで頼みが――」
「ちょっと待った」
親友が何を言おうとしてるかだいたい想像はつく。だがその前にこれを渡さなければならない。
赤い液体の入った小さな瓶を取り出す。
「なんだコレ」
「こんなこともあろうかと作っておいた。一日限定で女を男に変える薬だ。婚約者に使え」
「お前……最高か?」
次の日、親友は男に戻っていた。親友と婚約者の雰囲気が変わっていた。
◆
「生まれたときから男な男とセッ○スしないと男に戻れない呪い?」
美少女化した親友が目の前にいる。もう慣れてきたな。
「どこぞで口に出すとクレームが来そうな指定をされてしまった」
「対策してきたな」
「お前に頼みが――」
「みなまで言うな」
親友が何を言おうとしているか想像はつく。俺は赤い液体の入った瓶をそっと差し出した。
「この前の薬の改良型だ。時間で女に戻らない」
「お前……神か?」
後日、親友は婚約者と正式に結婚した。親友の花嫁姿は綺麗だった。