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プロローグ

おはようございます。こんにちわ。こんばんは。始めましての方ははじめまして。そうでない方はまたお目にかかれて光栄です。桜日紅葉雪というものです。

今回は、無謀にも掲示板形式と言う物に挑んでみようと思い立ったので、投稿させていただきました。目指すは完走です!!


なお、掲示板形式をよみたいと思ってくださった方は、いつか出る予定の2話をお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。



それでは、見切り発車の物語、スタートです。



突然だが、誰とも言わないから聞いて欲しい。

俺の名前は四季芥子(しきけし)、平成日本に生まれ、平成日本で育った平凡な人間だ。

何一つ特別なことは無いし、成績も普通。スポーツも何もやっていない。趣味でインターネットで掲示板を覗くことやいろんなサイトのSSを覗いて回る事が大好きだが、これは世間的に見ればどちらかと言うと不健康とされてしまうのではないだろうか?とはいっても、引きこもりなどではなく学校には普通に通っている。

家族はまだ生きているが、大学に入って家を飛び出した俺は正月と盆以外はあってなんかいない。

それで、俺の境遇なんかを聞いてもらっている理由だが…簡単にいうと、どうやら俺は死んだようです。


その日、家のインスタントラーメンが切れたので俺は近所のスーパーへと買い物に行った。

不健康と思うかもしれないが、親の下を何も考えずに飛び出して小さなアパートを借りてバイトで暮らしをしている俺に家事スキルなんてあるわけが無い。洗濯は近所のコインランドリーで済ませているし、風呂は近所の銭湯に友人と行っている。掃除だけは昔から得意で、部屋の中を(本棚の裏を除けば)何時誰に見られても恥ずかしくは無い。まあ、家に来る奴なんて、1人しかいない友人を除けばいないが。え?彼女?いるかそんなもん、リア充爆発しろ!!

ま、まあそんなわけで俺はインスタントラーメンを買いに出てたわけだよ。

んで、突然胸に走る痛み。当然の事ながら、一目ぼれ的なことをして恋煩いが発症したわけではない。なんというか、物理的な痛さだ。

こっちを見た隣を歩いていた女の人が悲鳴をあげた。痛みは止まらない。何かと思って胸を見ると…


「え?」


思わず声が出たね。え?何があったかって?

何というか…えっと…非常にいいにくいんだがその…心臓を貫くように…ポッ○ーが突き刺さっていたんだ。

あ、普通のチョコレート味な。ちょっとだけ溶けてきていて気持ち悪かったのを覚えている。

ちなみにこのとき、俺は混乱の極地にいて初めて女の人の悲鳴聞いたなぁ。とか、どうでもいいことを考えていたんだ。今は回想だからある程度落ち着いているけれど、今考えると、頓珍漢なことを考えていたなぁ。


と、これが俺が死んだいきさつだ。…ここまで言えば分かると思うけど、今俺がこんなことを考えれているのって、おかしいよね。うん。俺もそう思う。でも、その辺は俺の目の前にいるお菓子食っているおっさんに聞いてくれねぇかな?


「そういうわけなんだ、今さっき俺死んだよね?」


「ん。死んだな」


おっさんが鷹揚に頷く。ポ○チ食いながらだけど。


「何で今俺喋ってんの??」


「あ?ちょっと待ってくれ。これ食ったら説明するわ」


俺の事はどうやらポテ○以下らしい。酷いよねぇ。まあ俺も相伴に預かっているからいいんだけどさ。

ちなみに、今俺がいる空間は真っ白な空間…なんて小説にありがちな所ではない。えっと…なんていうか、不思議な所だ。白と思ったら今度は真っ赤になったり、青になったり黒になったり…忙しなく色を変えている。


「なんとも、目がちかちかする所ですねぇ…」


「そうなのか?脆弱な目だなぁ…」


「どっちかと言うと、脆弱なのは脳味噌なきがしますけどねぇ…目が脆弱なら、視力が悪いだけで、ちかちかしているのに対応できていないのは脳でしょうから」


「それもそうか」


そんなどうでもいい話をしながら、しばし○テチを食べる。うん。美味しい。

次を食べようと手を伸ばすが、指先が空を切った。


「あっ、無くなったみたいですね…」


「見たいだな。しゃーない…説明するか」


心底めんどくさそうに言うと、よっこらせと立ち上がって此方を向いた。

同時に押し寄せる、圧力。

先ほどのだるそうな雰囲気からは想像も出来ないようなその圧力に……



さっきまでのなんだったんだと小一時間問い詰めたい!!



いや、ご相伴に預かってたしきつくは言えないんだけどね!!俺としては、一刻も早く知りたかったのにここまで引っ張られてさ、やっと教えられると思ったら超まじめオーラだよ!!最初っからそれでやってくれれば良かったじゃん!!


「まずは、そうだな。まず、俺についてだが、最高神…様見たいなテンプレなく、時空の神だ」


…はい?


「えっと?神様ですか?それが何で俺みたいな一般人に?」


「そりゃあ、お前あれだよ。俺がお前を殺ったからだよ。…って言ってから言うのもあれだが、殺しちゃったよ。すまんな」


爆弾発言と共に、一気になくなる威圧感。逆に俺の思考回路が一気に限界を迎えた。


「ちょちょ、ちょっと待ってください!!俺が死んだのはポ○キーが刺さったからですよ!!あなたは関係なくないですか」


「いやな、俺○ッキー好きなんだわ。そんでな、ふたを開けて中のパックを破いたわけだよ。そん時に勢いよく破けてな、一本だけ地面に落ちてった訳だ。んで、ここは時空を歪めて作った空間なんだがここで作ったこの机と椅子以外は俺と霊体しかいられないんだ。其処へ異物であるポッキーが落ちるとだ、どこかにポッキーが飛ばされるんだ。其処が日本の○○市の上空」


へ、○○市って…俺の要るアパートのある場所…


「んで、中途半端に俺の影響があったポッキ○はそのまま風の影響を受けずに落ちてって、落下地点で下を向いていたお前の背中を貫通して、ね。」


な、なるほど…


「私が死んでしまった経緯はわかりました。それで、何故私はここに?」


「ああ、それについてなのだがな。お前はまだ寿命が残っていただろ。それを残したままだと、正常な輪廻転生の輪には入れないんだ。だから、いったんその輪から外れてもらって別の世界へといってもらい、その寿命を使い切ってもらう」


えっと、前の小説とか出会った神様転生って奴かな??それとも、この体のまま行く転移物??


「勿論の事ながら、その体に残った寿命を使い切ってもらうのだから、子供からやり直しとかは言わないので安心して欲しい」


あ、転移物か。前の世界に戻りたいけど、死んだはずの俺が還ってもいらない混乱を招くだけになりそうだしな。

好意に甘えさせてもらおうか。


「あ、ありがたいです。それで、一体どういう世界へと?」


できれば危険は無い方がいいんだけどな。でもまあ、多分寿命を使い切れって事らしいので、其処まで危険ではないか。


「ああ、その話だが、剣と魔法の世界で魔物も要るんだ。けど、別に治安は悪くないから、多少身を守る程度に訓練していればどうにでもなる世界。だから安心して欲しい。次にいってもいいか?」


そのちょっとってのがどのぐらいかが解らないんだよな。…まあ、心配だけど次に進まないとどうしようもないか。


「ええ。構いません、お願いします」


「ああ。ありがとう。それでだ、お前を俺が殺してしまっただろ。だから、転生に当たりお前に4つまで俺にできることをやってやろう。何がいい」


おおっ!テンプレでよくある特典だ!!でも、時空神さんにできることって言うのが気になるな…


「ああっ、まだ口に出すなよ。言霊によってお前の体を俺のできる範囲で作り変えるんだ。俺に出来ないことだからといって数に加えないって事が出来ないからな。悪いが確認も出来ない。自分で考えてくれ」


なん…だと?いや、俺にはネットの知識がある。今までどんなチートが描かれていた?時空と言うキーワードから考えられるそれはだ?いや、ネット?時空…異世界…俺に現代知識など無いその方面のチートは厳しいか…いや、あるじゃないか…よしっ!!


「それでは…」






――――――――――――――――――――――――――



「これで準備は終わった。次の生は、早死にすることの無いよう、祈らせていただく。…まあ、原因を作った私が言えることではないがな」


俺の意識が白く染まっていく。


「お前の行く世界の名はビャッコクと言う世界だ」


同時に、体が浮遊感に包まれていく。


「最後に一言、神ではなく一つの存在として言わせて貰うが…」


そうして俺の意識は、


「生きることを、楽しめ」


闇に落ちた。

この話で出したかったネタ…飛来する○ッキーにより死亡。


読了ありがとうございました。

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