表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ココア

作者: 湯島結代

これをリクエストしてくださった布袋様が消えていてショックです…。


今日はバレンタインデー。男どもがソワソワする日。

もちろん、俺も…。


「今日も居残りだったのですか。本当に馬鹿ですね」

「返す言葉がないよ…」

「いつものカフェに連れて行ってあげますから、元気出してくださいよ。へこんでいるとウザいですし」

「何気に悪口言わないでよ!」

2人はカフェに向かって歩き出す。


……どうして俺は面と向かってチョコをくれと言えんのだ!




中に入ると、バレンタインデーのせいなのか、カップルがたくさんいた。

全員滅ばないかな…。


「あっ、姫倉(ひめくら)さん。こんにちは」

「こんにちは、嬉野(きの)さん。予約していた個室は?」

「こっちです」

個室か…エロい事しか妄想しかできん……。



「ちょっと待っててください」

「お、おう…」

これはムフフ展開を期待していいのか?

「すみません、お待たせしました。これ、どうぞ」

テーブルの上には、ホットココアとチョコレートケーキが置かれた。

「ココアは間に合わなかったので、自販機の物です。すみません」

「いや、すっごく嬉しいよ!」

「……あの、」

「ん?何?」

「私の事…名前で呼んでください」

……あっ。

「名前…なんだったけ?」

「……はぁ」

ため息をついてしまった…。

「姫倉 菜乃(なの)です」

「俺は…」

「松村 祐樹(ゆうき)さんですよね。知ってます」

「えっ、知ってたんだ」

なんかちょっとうれしいな。

「じゃあ、名前で呼ぶね。菜乃…ちゃん」

「……ありがとうございます、祐樹さん」

「お、おおう……」

「……」

照れるなこれ!

「私…八重さんのお手伝いしてきます」

菜乃ちゃんは顔を真っ赤にして、個室を出て行った。








菜乃は可愛い。そして…愛おしい……抱きしめたくなる。


ああ、これが…好きって事なんだな。

シグレ様にこの2人の名付け親になっていただきました。ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] いろんな意味でムフフと口角が上がってしまうw
2012/02/14 16:58 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ