一話「入学①」
今回はとても短くなっちゃいました。
すみません
双子座島連邦北部『アルヘナ港町』にて
魔術師の卵たちを乗せた船が出港した。
目指すは十二の島に囲まれた中央部、『コンステラーション大陸』のちょっと南にある島『シュメール学園島』。
18年に1回、その門は開かれる。
今日がその年だ。
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「晴兄!!海!海だよ!」
「陽菜姉、はしゃぎすぎて落ちないようにね。」
晴兄と呼ばれた少年は隣にいる少女に注意しながらゆっくりと海を見た。
彼の名は新輝橋晴人。『双子座島連邦』の新輝橋軍事伯の長男。伸ばした水色の髪と、蒼色の瞳が特徴的な少年だ。
隣に立つ彼女は新輝橋陽菜。新輝橋軍事伯の長女で晴人とは双子。桃色の長髪に、深紅の瞳が特徴的な少女だ。
「ねね、晴兄!空飛ぶ鮫がいるよ!」
「そうだね。ほら、そろそろなかに戻るよ。っていうかめっちゃ寒から、部屋戻ってるね」
「わかった〜!」
はしゃぎまくる陽菜を置いて部屋に戻り、本を開く。
大体五分くらい経った頃船内アナウンスが入る。
『皆様、まもなく本船はテレポートに入ります。甲板に出てる人は部屋にお戻りください。』
ドアがバンっと開かれる。
「晴兄!愛しの妹が戻りましたよ〜」
「お〜。おかえり〜。紅茶でいい?」
「ちへぇ…なんか反応が薄い。」
唇を尖らせながらそんなことをいう陽菜。瞬間、船に大きな衝撃が走る。
「キャッ!」
「おっと。」
『テレポートに入りました。到着予定時刻は今から1時間後となります。船の旅をお楽しみください。』
「陽菜姉。着いたから起きて。」
僕は膝のうえで寝てた陽菜姉を軽く揺すって起こす。
「うみゅ、あと5分…」
「陽菜姉〜」
ちょっとずつ揺さぶりを強めていく。
「う〜。んぐっ!?」
起きないから鼻をつまむことにする。
「は、はるにぃ〜」
「起きないからだよ。」
ムクッと起き上がり、
「ほら陽菜姉、もう島に着くよ。」
「ふぁわ〜い。」
錨が下ろされる音が聞こえる。
『シュメール学園島に到着いたしました。
忘れ物が無いようにお降りください。
そして、各自、配られた資料に書いてある寮に向かってください。』
寮って同じ建物じゃないの?とか思いながら
降りて紙に記されてる場所へ向かう。
向かった先には…
一軒家があった
「いや、なんで?普通寮っていったら大型の建物じゃない!?
運営費とか…」
「晴兄。この学園、国が合同で出資してる。」
「そうだった…」
「とりあえず入ろ!晴兄!鍵!」
「あら、先着がいる…」
扉を開けるため、カバンの中をガサゴソ探してると、後ろから声がかかる。
振り返ると緑髪と朱色の瞳を持つ少女がいた。
「あなたたちもこの家?」
「うん、そうだよ!私は新輝橋陽菜!!あなたは?」
「私は風野唯華。あとから、腐れ縁の奴が来るからよろしくね、そっちのあなたは?」
男子であってくれと願いながらあいさつを返す
「僕は新輝橋晴人。陽菜姉と双子。よろしく。とりあえず入ろうか。」
そう言って扉を開ける。
入っていくとちゃんとした一軒家だった。
一階はリビングとダイニング、キッチンに洗濯機完備の洗面所にお風呂。
二階は鍵付きの部屋が五つある。
「ごめんなさい!!遅れた!!」
そう言って扉をバンと開けた人物を確認して…
「えっ…?」
「玲?」




