第十二話
短めのお送りとなっております。
「とりあえず二試合目。はじめよ。『δ』」
「なんか。もう驚かないけど...そんなにパカスコ出せるようなものじゃないんだが...」
「う~ん。まぁ魔力これ以外に使えないし...」
「え...なんかすまん」
「と、とりあえず始めるよ。」
そのまま僕は弓を引き、魔力の矢を生み出す。
「燃えよ炎の玉よ『炎球』!!」
アインツ君から複数の玉が飛んでくる。それを一つ一つ屋で相殺しながら立ち位置を変えていく。
アインツ君が驚いてたような顔をしていたが...しらん。ある程度弓矢で相殺したら、弓の中ほどが分離し、二つのちっちゃめの剣となる。
アインツ君に向かって火球を切り立ちながら走る。
「垂れ燃えよ炎の雫『炎柱』」
唐突に天から降りてくる炎の柱。間一髪で回避するが、炎柱が分離をし、僕めがけて降ってくる。
「あぁ...ダメだった。躱しきれん。」
「ふっ。俺様が強いってわかったか。」
「元からだいぶわかってるつもりだったんだけどなぁ。ちょっと本気出さないといけないみたい。」
そういってδを消す
「来い。『イー...なに?この気配は...」
「え...な、なんだ...」
唐突に奥の部屋の扉が吹き飛ぶ。現れたのはまがまがしい気配をまとった、風の王『グリフォン』であった。
「アインツ。あれをここに呼んだのはお前か?」
「し、しらない!!!たとえレーヴェル家だとしても。あれをここまで連れてこれない!!!」
「チッ、とりあえず話はあとだ!来るぞ!『η』!」
刀を呼び出しアインツ君の前に出てグリフォンのひっかき攻撃を受け流す。
闘技場の観客席は大混乱。必死に逃げようとしてる人たちでいっぱい。例え将来の軍人だとしてもまだ原石。グリフォンにはまだ勝てるような状態じゃないやつらが大半だ。
「アインツ。晴翔。合わせろ。」
「わ、わかった。」
「了解。任せるよファル」
観客席にいたらしいファナトスドールがこっちまで下りてきてくれた。
脱出の誘導は我が妹、陽菜姉がやってくれている。
「それじゃあ、グリフォン討伐。やるぞ!」
「「了解!!」」




