第十話『ちょっとした宣戦布告と、ツンデレな王子様』
「おいしいね~。このご飯。」
「値段の割にめっちゃおいしいよ」
ちょっとした会話を挟みながら、学食を食べていると、一人の生徒がテーブルの横に立った。
その生徒は僕の方向ににらみを利かせながらこんなことを言った。
「なぁ、そこのお前。この俺様と決闘しろ。」
そこに立っていたのは魔術武技学でナーサー先生でぼこぼこにされたアインツ・T・レーヴェル君がいた。
僕の方をさしていたが、僕の後ろを振り返っても誰もいない。
「お前だよ!そこの振り向いてるやつ!この俺様が出向いたんだから、返事位しろよ!」
「僕かい。とりあえず、決闘しようとする理由を聞いてもいい?」
「俺様より目立ってるからだ!!!」
「えぇ~でも...決闘って言ったって、武術を教える約束してるからなぁ。めんどくさいし、これ以上目立ちたくないし...やだ。」
いろいろと考えて、結論を出した。が、アインツ君はそれが気に入らないようで顔を真っ赤に染めながら、
「放課後、修練場で待ってるからなぁ~!!」
と言って取り巻きを連れて逃げていった。
「えっ、これ...ブッチしていいと思う?」
「せっかくだし、出てあげれば?ツンデレぽかったし。」
「男のツンデレに興味はないんだがなぁ...陽菜姉、ファルに伝えておいて。ちょっと面倒ごと片付けてから行くって。」
「あいよ~。」
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五、六時間目も順調に終わり、修練場に顔を出すと、満席なレベルで人がいた。
「え、何でこんなに人がいるの...」
「ハハハ。それは俺様の晴れ舞台を見るためだな。んで、新輝橋晴翔といったか」
あ、名前覚えててくれたんだ。
「この俺様、アインツ・T・レーヴェルが、お前の真の実力を暴いてやるぜ。」
「えっと、アインツ君って確か両手大剣を使ってたよね。」
「アインツ君いうな!!あ、あぁ。確かに両手大剣だが...それがどうした!」
う~~~んって悩んだ後
「どうしてほしい?」
「どう。とは何だ。」
「同じ両手大剣を使ってほしいか、別の武器を使ってほしいか。」
顔を真っ赤にしながら叫ぶ
「ふざけるな!!!俺様をおちょくっているのか!‼お前がいつも使っている武器を使え!!!」
「あ~~...まあいいや。わかったよ。」
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「ということがありまして...ちょっと待っていただけると...」
「ふむ...そうか...」
私...新輝橋陽菜はファナトスドール・メイウッドに決闘のことを伝えた。
どうしようと考えてると。
「私たちも見に行こう。学ぶものが多そうだからな。」
「え˝っ」




